海外層向けのブログ運営で稼ぐコツとは?注意点やおすすめの運営方法をご紹介!

こんにちは、すばるです。

今回の記事では、『海外向けブログで稼ぐコツ』というテーマをまとめていきたいと思います。おそらくブログで稼ごうと思うと、日本よりも人数が多い海外に目を向ける人も多いと思います。

ちなみに、僕も一番最初のブログは英語圏向けのブログでしたが、しばらくして閉鎖することになりました。笑

結論から言うと、英語圏向けのブログを含めた海外向けのブログは非常に難易度が高いです。

もちろん、タラレバで話すのであれば日本よりも人口の多い海外で、1つのメディアを作り上がることに成功すれば、日本よりも多くの人が利用してくれる可能性は大いにありますが、実際の問題はそこではありません。

仮に、海外で成功しているブログであれば、日本でも成功しているはずです。

本当に問題なのはリサーチです。

ブログ運営は、特定の情報を求めているターゲットについて徹底的に調べた上で、その狭きターゲットに対して情報を投下するからこそ反応があるのです。

自国でさえ難しいリサーチを、情報が集まりにくい異国でリサーチを行うのはよほどの予算やサポートしてくれる現地のネイティブなどがいないとかなりキツかったりと、一筋縄ではいきません。

今回は、そんな難易度の高い『海外向けのブログ運営』について解説していこうと思います。

海外向けブログでSEO集客はできるの?

結論から言うと、”海外でもSEO集客は可能です。

むしろ海外の方がSEO集客の認知度は高い傾向にあります。

特にアメリカはそもそものアフィリエイトの起源なので、日本以上にアフィリエイターという存在は認知されていますし、規模も大きいです。

英語圏のキーワードボリュームは日本の2倍以上!

英語圏のキーワードボリュームは分野によっても異なりますが、総合的に評価したときに日本の2~2.5倍はあるとされています。

当たり前の言われればそれまでですが、2019年の日本の人口が約1.3億人なのに対し、アメリカの人口は3.3億人以上です。

それだけ検索する人間も多いため、それだけものの物流も多いとも言えます。

海外SEOは日本よりも競合が多い!

当たり前ですが、日本よりも人口が多いということは日本以上にブロガーなどのキーワードを狙っている企業やフリーランスは多いということになります。

ということは、海外SEO対策は日本以上に激化しており、
マーケットのシェアが大きい分だけキーワードの競争率も大きいです。

海外向けブログ運営は全ての規模が大きく広がる!

海外向けブログ運営はシェアが大きく広がるのが一番のメリットですが、各国によってSEOにも特徴があるのでここではそれを簡単にまとめていきたいと思います。

アメリカ(America)

まずはアフィリエイトの起源であるアメリカです。

アフィリエイトの発祥の地なだけあり、
競争率は非常に高いですが、その分マーケットの広さも日本以上です。

近年の日本のSEO事情では、文章量が必要だったりするのですが、アメリカの場合は伝わり安いデザイン性だったりが重視されます。つまり、伝わりやすい文章構成であれば短くてもOKだったりするので、その点は日本のSEO事情とは大きく違う点と言えます。

中国(Chinese)

続いて、世界一の人口を持つ中国では、マーケットの大きさも世界一です。

日々、それだけ多くの物がやり取りされています。

しかし、難点も多く、知っている人も多い通り中国では情報規制が厳しく、政府が意図的に外部からの情報を遮断しています。つまり、日本やアメリカのサーバーで書かれた記事を中国で見ることができなかったりするわけです。

また、デザイン性も赤と金をベースとしたデザイン性の方が好まれる傾向があります。

さらに、中国では「Google」は使われておらず、「百度(バイドゥ)」という中国独自の検索エンジンが採用されているという点も日本とは大きく違います。

イギリス(England)

イギリスでも日本とは常識そのものが大きく違います。

例えば、日本ではiPhoneに搭載されている音声検索機能(例:Siri)はあまり使われていませんが、イギリスでは1日に3~5回以上使用しているなどのデータも存在します。

現在、英国の成人の22%が1日に3〜5回音声検索を使用している。つまりブランドにとっては、消費者が家にいようと外出していようと、常に彼らと接する機会を得ているということだ。

クリエイティブコンテンツマーケティング会社のBrandContentによると、英国人の40%が、1日に少なくとも30分は音声アシスタントを使用しているとのこと。そして2020年までには、全検索の50%が音声によって行われると予想されている。

(参考:https://ecclab.empowershop.co.jp/archives/57431)

ただし、イギリスではGoogleの検索エンジンをメインで採用(約80%以上)しているという点では日本と同じと言えます。

韓国(Korea)

アフィリエイトの分野では日本以上の普及率を誇っている韓国では、メインで採用されている検索エンジンが「NAVER」です。(日本で有名なサービスだと「NAVERまとめ」)

整形大国である韓国では美容などの分野が特に活発なので、キーワードの競争率は高めですが、韓国のSEO対策で美容系のキーワードを取ることができればかなりのアクセスが見込めます。

台湾(Taiwan)

台湾は、個人的には結構おすすめな国です。

まだまだ発展途上中の台湾では、日本と比較してもキーワードの競合が少なく、穴場スポットといった感じです。ちなみに、台湾にもASP自体はあるのでアフィリエイトという存在自体は認知されています。

台湾のインターネット普及率は、ちょうど急成長している段階なので、まだまだ個人単位でも単一キーワードを狙いやすくおすすめです。

台湾のインターネット普及率
2000年28.10%
2005年58.01%
2010年71.50%
2016年79.75%
2017年92.78%

検索エンジンは、Googleの検索エンジンがメインで採用されています。

海外向けにブログ運営するメリット・デメリット

ここからは海外向けにブログ運営するメリットとデメリットについてまとめていきたいと思います。

海外向けにブログ運営するメリット

海外向けにブログ運営するメリットは主に2つあります。

1つ目のメリットは、国によっては日本よりも単価の高い案件が多いという点です。

特にアメリカなどのアフィリエイトの発祥地であればあるほど、アフィリエイトの単価も高い傾向があります。

2つ目のメリットは、言語によってはマーケットの大きさが桁違いである点です。

例えば、英語圏の場合はアメリカ単体だけでも日本の2~3倍近くのマーケット規模があり、キーワードで上位を取ることさえできれば、日本よりもキーワードのアクセス流入は多くなります。

メリット
  1. 国によっては日本よりも単価の高い案件が多い。
  2. 言語によってはマーケットの大きさが桁違い。

海外向けにブログ運営するデメリット

海外向けにブログ運営するデメリットは主に2つあります。

1つ目のデメリットは、対象言語に精通していないとキツイ点です。

当たり前と言われればそれまでですが、対象の言語に精通していないとキツイです。キツイといより、不可能です。カタコトな英語だとまず購入にもっていくことはかなり厳しいと思います。

2つ目のデメリットは、その国にあったSEO対策が必須である点です。

SEO事情はその国の文化や習慣によって大きく異なるため、言語だけでなくその国について知り尽くす必要があります。可能であれば、現地のネイティブとのコネクションがあると非常に効果的です。

デメリット
  1. 対象の言語に精通していないとキツイ。
  2. その国に合ったSEO対策が必須!

海外向けのブログ運営で稼ぐためのコツ・注意点

続いて、海外向けのブログ運営で稼ぐためのコツや注意点についてまとめていきます。

ブログ運営の基本的なコツについては別記事でまとめているので、今回は海外ブログ運営を行なう上で必要なことに絞って解説していきます。なので、下の記事と抱合せで読むのがおすすめです。

▼ブログ運営で稼ぐコツとは?

①文化の違いやニーズが国ごとに大きく違うから注意!

これは若干当たり前感ありますが、日本とはそもそもの文化や習慣が全く違います。

日本では人気商品でも、海外では不人気商品になることは結構あるので、その国に合わせたコンテンツを用意する必要がありますし、日本と同じコンテンツを扱うにしても別口のアプローチが必須だったりします。

②海外のASPは日本よりも審査が厳しい!

これは国よっても違いますが、アメリカの場合は日本よりも厳しい傾向にあります。

例えば、一定期間売上が上がらないとアカウント取り消しになったり、年会費が発生したりするケースがあります。

海外の大手ASP例

・Clickbank
・CJ Affiliate
・eBay Partner Network

③海外と日本の両方の法律にも意識を向ける必要がある!

意外と忘れがちですが、日本と海外では法律が大きくことなります。

日本ではNGなことが海外だとOKなこともありますし、その逆もありえます。

基本的にブログ運営はサーバーの拠点が重要だったりするので、海外のサーバーを利用する場合は要注意です。

④海外毎にドメインを変えよう!

対象の国毎にドメインを変更しましょう。

各国で有名なAmazonなどを参考にするとわかりやすいですが、国ごとにしっかりとドメインを分けて運営されています。

日本向けドメイン:amazon.co.jp
英国向けドメイン:amazon.com

⑤翻訳機能はNG!

たまに海外向けブログを運営しようとして、Googleの翻訳機能を使う人がいますが、それはNGです。

試しに、英文を日本語に変換すればわかると思いますが、最近の翻訳機能はまだまだネイティブのような流暢な文章にはなりません。

それに、文化も違うため言い回しが全く違うことも多くあります。

基本的に、海外向けのブログを運営する場合は、自分自信がその国に実際に住んでいる場合を除けば現地のネイティブを雇って翻訳してもらうのばベストです。

⑥サーバーもその国のものを使おう!

サーバーはその国のものを使いましょう。

これはGoogleのSEO対策において非常に重要です。その国のサーバーを利用しているというわけで、サーバー拠点の国からのアクセスが集まりやすくなります。

⑦Google Search Consoleでジオターゲティングしよう!

Google Search Consoleでジオターゲティングをすることで、その国からのアクセスが集まりやすくなります。

ジオターゲティングとは、
どの国に向けて発信しているブログなのかを設定することができます。

⑧対象国からの被リンクをメインに獲得する!

対象国からの被リンクをメインに獲得することで、
その国からのアクセスが集まりやすくなります。

日本からの被リンクの多いドメインを使ってブログ運営していても、自分が求めている国からのアクセスが来にくいので覚えておきましょう。

海外向けブログを運営するためのおすすめ手順

最後に、海外向けブログを運営するためのおすすめの手順をご紹介して終わりたいと思います。

STEP1:まずは自国向けのブログ運営で稼げるようになる。

まずは日本向け(自国)でブログ運営で稼げるようになることが前提です。

ブログの冒頭でも言いましたが、海外向けのブログ運営で稼げている人は自国向けのブログ運営でも稼げいます。

一番最初に規模の大きいところに飛び込んだからといって、大きく稼げるわけではありません。ただ単にやることが増え、難易度が上がるだけです。

というより、海外進出というのは日本の上場企業でさえ、課題として掲げているくらいの難易度です。おそらく、日本の企業で海外進出できている会社はソフトバンクくらいではないでしょうか。

そのくらい国を跨いでビジネスを行なうというのはお金もかかりますし、自分自信がその国について知り尽くしているか知り尽くしている人を雇ってその人に運営してもらうことが大前提となるわけです。

STEP2:その国と自分のブログの相性を徹底的にリサーチする。

もし万が一STEP1をクリアしている場合は、どのようにしてその国に進出するのかを徹底的に練る必要があります。

「今、運営しているブログをそのまま翻訳して…」というわけにはいきません。

言語以外にも文化やコンテンツの需要を考えた上で、海外向けのブログを構築していく必要があります。

STEP3:現地に精通していて、ブログ運営できる人を雇う。

これもなかなかの課題にはなってくるかと思いますが、現地のネイティブでブログ運営できる人を雇うことは必須になってくるはずです。

もちろん、ブログ運営を一から教えてもOKですが、言語の壁がある以上、日本で得たノウハウをそのまま教えてもあまり効果はないでしょう。

この3つのステップをクリアできれば、
ブログを運営できる最低限の状態にまではなるはずです。

まとめ

ここまで海外向けのブログ運営について解説してきましたが、海外向けのブログ運営はシェアが広がるといった意味では大きなメリットと言えますが、扱う範囲が広がるということはそれなりの準備やサポートする体制が必要になってきます。

正直、ブログ運営を始めて行なう初心者には海外向けブログは絶対におすすめしません。

難易度が高いというのもありますが、SEOの基本的な知識があり、ものが売れる仕組みを理解し経験した上で、その予算を使って海外に進出するくらい前提として必要なものがたくさんあるからです。

僕がおすすめ方法は、まずは自国で1つある程度のブログを作ってから、その次の別プロジェクトとして海外向けのブログ運営を検討するのが良いと思います。

ブログ運営を行なう際のコツについては、別記事で解説しているので興味のある方は下の関連記事をチェックしてください。