こんにちは、すばるです。
今回この記事では、保有している仮想通貨で買い物の決済ができたり、キャッシュカードと同じ要領でATMから換金できたりする超優秀な”Hcard(エイチカード)”について解説していきたいと思います。
- Hcardってなに?仕組みは?
- Hcardはどんな機能が搭載されているのか?
- Hcardの利用料金・手数料について
- Hcardの月の利用上限額について
- Hcardを利用するメリット・デメリット
- Hcardのお申し込みから利用できるまでの流れ
Hcard(エイチカード)とは?
Hcard(エイチカード)とは、仮想通貨に対応したプリペイドカードです。
別名「Fiatbitカード」という名称が使われることもあります。
※本記事ではHcardで進めていきます。
わからない人向けに「プリペイドカード」についても簡単に解説しておきましょう。
プリペイドカードとは、予めカードへ一定金をチャージし、その残高から支払いを行えるカードのことです。
英語表記だと「Prepaid card」というスペルですが、「Pre=前、事前に」「Paid(Pay)=支払う」「Card=カード」という意味がそれぞれパーツにはあるため、イメージはしやすいと思います。
例えば、電車を乗る際に使用するパスモ(PASUMO)やスイカ(Suica)はプリペイドカードとしては有名ですね。
クレジットカードの場合は1ヶ月後にまとめて引き落としになりますが、プリペイドカードの場合は、事前にチャージした残高から支払いに当てられるため、“残高以上のお金を請求される心配がない”という利点があります。
また、プリペイドカードと言えども、クレジットカード同様でカード番号で識別されるため、ネットショッピングなどで利用することも可能です。Hcardの場合は、取引所(Fiatbit)からHcardへチャージ(送金)し、その残高から自動的に即時引き落とされていきます。
Hcardの仕組みとは?
Hcardの仕組みは、基本的にパスモ(PASUMO)やスイカ(SUICA)と同じです。
主に以下の2つの要素で成り立っているサービスです。
- 取引所(Fiatbit)=銀行口座
- Hcard(Fiatbitカード)=プリペイドカード(PASUMO/SUICA)
簡単に解説すると、仮想通貨の取引所であるFiatbitが銀行の役割を担っています。
自分のFiatbitアカウント(自分の銀行口座)からHcardへチャージしておき、Hcard(プリペイドカード)で決済を行うと、チャージ分が支払いに当てられるという単純な仕組みです。
FiatbitとHcardのそれぞれのアプリの役割とは?
FiabitとHcardのそれぞれの役割を整理しておくと、「Fiatbit=銀行」「Hcard=プリペイドカード」でしたが、FiatbitとHcardにはそれぞれ専用アプリが用意されており、それぞれで、「できること」「できないこと」が分けられています。
”銀行の管理アプリ”と”クレジットカード会社の管理アプリ”がそれぞれ分かれているのと同じです。もちろん、そもそも別々のサービスという理由もあります。笑
①Fiatbitの専用アプリできること
Fiatbit(銀行側)の専用アプリでできることは以下の4つです。
- 仮想通貨の入金(Fiabit←外部サービス)
- 仮想通貨の出金(Fiabit→外部サービス)
- 仮想通貨から米ドル(USD)への両替
- Hcardへの紐付け
Fiatbitは銀行口座としての機能は一通り揃っています。
Fiatbitから出金する場合は、取引所を経由するかHcardを経由させるかの2通りの手段があります。
②Hcardの専用アプリでできること
Hcard(カード会社側)の専用アプリでできることは以下の4つです。
- 入出金管理(※)
- 決済(※)
- 預金(※)
- 引き出し(※)
※ATMから操作可能
基本的には、上のFiatbitへ紐付けて始めて機能するものばかりですが、Hcardのアプリは、カード会社の管理画面というイメージですね!
利用頻度的には、Faitbitのアプリの方が頻繁に使うことになると思います。
Hcardの基本機能・サービス情報まとめ
ここからは、Hcardの基本機能やサービスの基本情報についてまとめていきます。
サービス名 | Hcard |
運営会社 | HCARD FINANCIAL TECHNOLOGY CO.,LIMITED |
カード発行手数料 | $300 |
入会金 | 無料 |
年会費 | 無料 |
支払い方法 | 銀行振込 or 仮想通貨(USDT) |
ATMによる引き出し | ◯ |
買い物・ショッピング | ◯ |
ネットショッピング | ◯ |
対応地域 | 210カ国以上(日本を含む) |
決済可能な店舗数 | 5,290万店舗以上 |
対応銀行 | (計8銀行以上※) ・ゆうちょ銀行 ・みずほ銀行 ・三菱UFJ銀行 ・イオン銀行 ・セブン銀行 ・ローソン銀行 ・E-net銀行 ・Bank Time |
対応通貨 | (計6通貨) ・USD ・Bitcoin(BTC) ・Ethereum(ETH) ・Tether(USDT) ・Litecoin(LTC) ・Bitcoincash(BCH) |
※今回は日本国内で対応しているATMのみをリストアップしています。
Hcardは香港の会社が運営しており、仮想通貨の取引所であるFiatbitと提携することで、カード利用時に取引所から直接引き落としができたり、ATMから現金化出来たりなど、実用性が高いとして仮想通貨界隈で最近注目されているサービスです。
Hcardの利用は、Fiatbitへ登録後、Hcardを購入し、2つを紐付けることで利用できるようになります。つまり、2つセットで始めて機能するサービスということです。
POINT①:仮想通貨5種類/リアル通貨1種類の計6通貨に対応!
現在、Hcard(Fiabit)が対応している通貨は、以下の6種類です。
- USD(米ドル)
- USDT(テザー)
- BTC(ビットコイン)
- ETH(イーサリアム)
- LTC(ライトコイン)
- BCH(ビットキャッシュ)
Fiatbit側が対応している仮想通貨は、BTCやETHといった主要通貨から米ドルと同じ価値を誇り仮想通貨の基本軸とも言われるUSDTにも対応しているため、外部サービスとの連携で困ることは基本的に無いはずです。
POINT②:日常の買い物やネットショッピングで利用可能!
Hcardはショッピングで使用可能です!
クレジットカードに対応しているお店であれば、日常の買い物やネットショッピングでの決済に利用できます。もちろん、海外旅行や海外出張の際もHcardでの決済が可能なのでおすすめです。
「仮想通貨で買い物ができる」
仮想通貨は、どうしても”投資””投機”というイメージを強く持っている人も多いかもしれませんが、このHcardに関しては仮想通貨本来の機能を活かしたサービスとなっており、個人的には結構ワクワクしてます。笑
POINT③:取引所で保有している仮想通貨をATMで現金化できる!
HcardはATMで現金化することができます!
Hcardの最大のメリットとも言えるのがこの”ATMを使って現金化”できることです。
通常、仮想通貨を現金化しようとすると、”取引所へ出金申請を出し、自分の銀行へ反映されてからATMへ行き、現金を引き出す”という複数の処理が必要になってきますが、Hcardの場合はキャッシュカードと同じ要領で現金化することができます。
引き出したいときに、すぐに引き出せるというのがポイントです!
所要時間:数時間~3日後
- 取引所へ出金申請
- 取引所が申請を受理
- 登録済みの銀行口座へ出金
- 取引所から銀行口座へ着金
- ATMへ足を運ぶ
- キャッシュカードで現金化
所要時間:数分~30分前後
- ATMへ足を運ぶ
- Hcardで現金化
POINT④:Hcardはカード発行手数料のみで、年間費は完全無料!
Hcardはカード発行手数料が最初にかかりますが、入会金や年会費は完全無料です!
一般的なカードの場合は、1年毎に年会費が発生するケースが多いですが、Hcardの場合は最初のカード発行手数料だけ支払ってしまえば、年会費は永年無料です。
POINT⑤:全世界で210カ国以上、5,290万店舗以上で決済可能!
Hcardは、210カ国以上、5,290万店舗以上での決済に対応しています。
基本的にクレジットカードに対応している店舗であれば、どこでも利用可能です。
海外への渡航する際にも、Hcardを1枚持っていけさえすれば、仮想通貨を使った買い物やATMでの現金引き出しが可能になるため、現地の空港で長蛇の列に列び、高い手数料を払って、両替を行う必要がなくなります。
Hcardの利用料金・手数料について
ここからはHcardの利用料金や手数料についてまとめていきます。
カード申し込み・維持手数料 | ||
カード発行手数料 | 300ドル | |
入会金 | 無料 | |
年会費 | 無料 | |
カード利用中の手数料 | ||
決済手数料 | 1.5% | |
Hcard同士の振替手数料 | 無料 | |
現金引き出し(ATM) | 3.5% | |
残高照会 | アプリ | 無料 |
ATM | 0.5ドル | |
カード再発行 | 40ドル | |
解約手数料 | 15ドル |
※香港地区の引き出し手数料は1.5%
通常のカードの場合は、キャンペーン等で入会金が免除されたとしても、年会費は普通に発生してくるケースが多いのです。しかし、Hcardの年会費は”永年無料“ですので、毎年カードの更新で悩む必要がありません。
Hcardの月に使用可能な上限金額について
Hcardで設定されている上限金額は以下の通りです。
上限金額の設定 | KYC登録なし | KYC登録済み |
Hcardにチャージ可能な上限金額 | ||
限度額 | 350USD | 13,000USD |
ATMで引き出せる上限金額 | ||
上限金額/回数 | ✕ | 1,000USD |
上限金額/日 | ✕ | 2,500USD |
上限金額/年 | ✕ | 25,000USD |
KYC登録とは本人確認のことで、HcardではKYC登録が済んでいるか否かによって、制限範囲が大きく異なります。ATMからの引き出しに関しては、KYC登録が済んでいないと利用することができないので注意です。
ちなみに、KYC登録は、日本国内で銀行口座を作る際に提出する身分証明書類に位置するものですので、真っ当にサービスを運営している会社であれは、どこのサービスでも提出が求められます。
Hcardを利用するメリット・デメリットまとめ
ここまでの内容を踏まえて、Hcardを利用するメリット・デメリットをまとめていきたいと思います。
Hcardを利用するメリット
Hcardを利用するメリットは主に7つあります。
1つ目のメリットは、日常的に仮想通貨で買い物ができる点です。
「Hcard=プリペイドカード」ですので、FiatbitからHcardへチャージした金額は、日常の買い物やネットショッピングで利用できます。
2つ目のメリットは、仮想通貨をATMで現金化することができる点です。
Hcardはキャッシュカードの機能も備えているため、FiatbitからHcardへチャージ金額は上限額の範囲内であれば、ATMから現金に両替することができます。
3つ目のメリットは、BTCやUSDTなど計5種類の仮想通貨に対応している点です。
Fiatbit側がBTC/ETH/USDT/LTC/BCHの計5種類の仮想通貨に対応しているため、外部から仮想通貨で送金がある場合でも、対応することができます。
4つ目のメリットは、年会費が完全に無料である点です。
Hcardは年会費が完全無料であるため、毎年カードの更新で悩む必要がありません。
5つ目のメリットは、Fiatbitに登録する際に5ドルが貰えることです。
Fiatbitへ登録すると、キャンペーンで5ドルが貰えます。
6つ目のメリットは、Hcardの発行に審査がないため気軽に発行できることです。
Hcardは事前にチャージする方式であるため、審査が必要なく、「せっかく申し込んだのみ審査拒否された…」ということが基本的にありません。
7つ目のメリットは、Hcardでの決済に対応している店舗数やATMが多いことです。
Hcardは海外での恩恵がかなり大きく、仕事や旅行で海外へ行った際に、現地で使えるお金へ両替すると思いますが、空港やホテルといった場所で両替すると、無視できないくらいの手数料がかかります。
そんなときに、現地のATMからHcardで現金を引き出すことが可能なので、手数料も安く済みますし、観光地あるあるの両替待ちの長蛇の列に列ぶ必要もありません。
- 仮想通貨で買い物ができる。
- 仮想通貨をATMで現金化することができる。
- BTCやUSDTなど計5種類の仮想通貨に対応
- 入会金や年会費が完全に無料
- Fiatbitに登録する際に5ドルが貰える
- カード発行に審査がないから気軽に発行可能
- 210カ国以上、5,290万以上の店舗で決済可能。
Hcardを利用するデメリット
Hcardを利用するデメリットは主に2つあります。
1つ目のデメリットは、カード発行手数料として300ドルが掛かることです。
Hcardは年会費はかかりませんが、カードを発行する際に手数料として300ドル必要になるので、その点は注意が必要です。
300ドル(約3万円)ですので、初年度だけ年会費がかかるというイメージですね。
2つ目のデメリットは、Hcardの機能制限を解除するためにはKYC登録が必須であることです。
HcardではATMから現金を引き出せたり、買い物で使用できたりしますが、それらの機能を最大限開放するためにはKYC登録(本人確認)が必要になります。
クレジットカードなどのお金が関わるサービスの場合は、マネーロンダリングなどの犯罪に利用されることを防止するために、顧客の本人確認の提出が法律で義務付けられています。
- 最初だけカード発行手数料で300ドルが掛かる。
- Hcardの機能制限を解除するためにはKYC登録が必須
Hcardのお申し込み方法について
ここからはHcardが手元に届き、買い物や現金引き出しができるようになるまでの流れ・手順を解説していきます。
- Fiatbitの公式サイトへ
- Fiatbitのアカウント登録
- Hcardのお申し込みへ
STEP1:Fiatbitの公式サイトへ
Hcardを手に入れるためには、まず銀行口座の役割を持つ”Fiatbit”へ登録する必要があります。Hcardへチャージをする際はこのFiatbitで保有している仮想通貨からHcardへチャージを行います。
キャンペーン実施期間中にFiatbitに登録すると5ドル貰えます。
STEP2:電話番号と確認コードを入力し、Fiatbitの登録完了
“Fiatbit”の公式サイトへ移動したら、“電話番号”と確認コードとして送られてきた“6桁の番号”を入力し、登録を完了させましょう。
- 電話番号
- 確認コード(上の電話番号に送られてきた6桁の番号)
情報入力後、青色の「今すぐ登録」を押せば、Fiatbitへの登録は完了です。
アカウント登録後のFiatbitの使い方については、下の記事で解説しているので、そちらをご覧ください。
STEP3:Hcardのお申し込みへ
続いて、Hcardのお申し込みの手順を解説していきます。
Hcardの購入方法は、主に2通りあります。
- Fiatbitのアプリ内で購入:500ドル
- Hcardの代理店経由での購入:300ドル(←通常よりも安く買える!)
①Fiatbit経由で購入する場合
②Hcardの代理店経由で購入する場合
②の代理店を通して購入した方が2万円ほど安く購入できるのでおすすめです。
Hcardの代理店から購入する場合は、下の公式サイトから購入することができます。
上の公式サイトから購入ページへ移動し、必要情報を入力しましょう。
- お支払い方法(銀行振込)
- 氏名
- メールアドレス
- 都道府県+住所
- 送金元アドレス(※)
※暗号通貨(仮想通貨)での支払い時のみ記入
一通りの必要情報を入力した上で、確認画面へ移動後、お申込みボタンをクリックすれば、Hcardの申し込み完了です。
Hcardの支払いが完了後、約3~5日間ほどで登録した住所へ郵送されます。
▼Hcardの初期設定について
カードが届いたら、まず最初に初期設定を済ませてしまいましょう。
具体的には以下の2つのことをやる必要があります。
- HcardとFiatbitの紐付け設定
- KYC登録
“HcardとFiatbitの紐付け方法”や“KYC登録”の方法がわからない人は下の記事をご覧ください。画像付きで解説しています。
まとめ
ここまで仮想通貨を即現金化できるとして最近話題の『Hcard』について解説してきましたが、1枚持っておくとかなり便利だと思います。特に、仕事やプライベートで海外へ渡航予定のある人は必須で持っておきたいアイテムです。
僕の場合は仕事でアジア圏に行くことが多いのですが、日本円を両替する際の手数料が安く済みますし、両替で長蛇の列に並ばずとも現地のATMでHcardを入れればキャッシングと同じ要領で現金が手に入るので時間短縮にも繋がるのでおすすめです。
その他、毎日休み.comではHcardのお得な使い方や活用方法などもご紹介しているので、興味のある方はぜひ下の関連記事もご覧ください。
最後までお読みいただきありがとうございました。
▼Fiatbitとは?
▼Hcardの紹介制度はどうなのか?