こんにちは、すばるです。
今回この記事では、仮想通貨をATMで現金化できるサービスとして一部の投資家から好評なRevollet社が発行するRcardについて解説していきたいと思います。
Rcardとは?
Rcardとは、Revolle社が発行するプリペイドカードです。
プリペイド式の仕様なので、事前にRcardへチャージ(入金)した分を買物の決済やATMから現金として引き出せる機能を備えており、Rcardを使えば、仮想通貨をより日常的に利用することができます。
サービス名 | Revollet |
商品名 | Rcard |
初年度費用 | $200 |
年会費 | $20 |
支払い方法 | 仮想通貨(USDT) |
ATMによる引き出し | 可能 |
買い物・ショッピング時の決済 | 可能 |
ネットショッピング | 可能 |
対応地域 | 16カ国以上(日本含む) |
決済可能な店舗数 | 4,560万店舗以上 |
対応可能銀行 | (計8銀行以上)※ ・ゆうちょ銀行 ・みずほ銀行 ・三菱東京UFJ銀行 ・三井住友銀行 ・イオン銀行 ・セブン銀行 ・ローソン銀行 ・E-net銀行 |
対応通貨 | (計7通貨) ・Bitcoin(BTC) ・Ethereum(ETH) ・Tether(USDT) ・Ripple(XRP) ・Bitcoincash(BCH) ・X-gatetoken(XGT) ・Cardano(ADA) |
※今回は日本国内で対応している主要銀行(ATM)のみをリストアップしています。
従来の仮想通貨取引所では、実際に取引所から直接引き落として支払いを行うということができませんでしたが、Revolletが発行するRcardを利用すれば、まさに銀行引き落としが可能になります。
Rcardの購入はRevolletのサイト内で可能です。
Revollet(レボレット)とは?
Revolletは、E-walletの一種で仮想通貨を入金・送金・振替といった仮想通貨の取引を行うためのサービスです。一言で表すなら、Revolletは、仮想通貨版の銀行ですね。
現在、Revolletでは、以下の計7種類の仮想通貨に対応しています。
- BTC
- ETH
- XRP
- BCH
- USDT
- XGT(Revolletの独自トークン)
- ADA
XGTに関しては、Revolletが独自で発行している仮想通貨(独自トークン)です。業界最大手の取引所であるBinanceの場合は、BNBという独自トークンを発行していますが、それを同じです。
Revolletのサービス内容や仕組みについては、別記事で詳しく解説しているので、興味がある方は下の記事も合わせてチェックしておくのがおすすめです。
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E-Wallet(Digital Wallet)とは?
E-Wallet(別名:Digital Wallet)とは、「電子財布」です。
一般的に、お財布と言われると、ポケットに収まる革や布で作られたものをイメージするかもしれませんが、E-Walletは電子上で管理するお財布のことを指します。
お金の管理を紙幣、貨幣といった物理的に管理するのではなく、電子上の数字で管理し、同時に決済も行うことができるサービスのことを総称して”E-Wallet”や”Digital Wallet”と言います。
中には”決済サービス”という名称でサービスを展開しているところもありますが、代表的なサービス名を例にあげると、「Paypal」「PayPay」「Stripe」などもE-Walletの1つです。
ちなみに、仮想通貨は実物が存在しないため、貯蓄、送金、入金を行うためのE-Walletの存在は必要不可欠になります。そして、Revolletも仮想通貨に対応したE-Walletの1つというわけです。
Rcardを使ってできることは?【機能まとめ】
Revolletのサービス内容について、大まかなイメージができたところで、Revolletが実際に発行しているRcardの機能面について触れていきたいと思います。
Rcardは主に2つのことができるカードです。
- 出金
- 決済
機能①:出金(ATMから現金化可能)
Rcardには、ATMから現金として出金できる機能があります。
一般的な取引所の場合は、一度、取引所から銀行へ送金し、ATMから現金化させる必要がありますが、RevolletのRcardを使用すれば、ATMから直接現金化させることができます。
Rcardは、中国のカードブランド銀嶺(ぎんれい)を採用しているため、銀嶺に対応したATMであれば世界中どこでも現金化させることが可能です。
機能②:決済(買い物・ネットショッピングの決済として利用可能)
Rcardには、買い物やネットショッピングで使える決済機能があります。
デパートやネットショッピングで買い物を行う際に、銀嶺に対応しているお店であればRcardで決済可能です。
Rcardの主な使い方(チャージ方法・残高確認)
ここからは、Rcardの主な使い方として以下の2つの方法について解説していきます。
- Rcardへのチャージ方法
- 残高確認の方法
1.Rcardへのチャージ方法
Rcardへのチャージするためには、まずRevolletにチャージする分の資金を入金刷る必要があります。
Revolletへの入金手段は、以下の計10種類の手段に対応しているため、好きな手段で入金しましょう。
おすすめは、手数料が掛からない仮想通貨です。逆に、クレジットカードは手数料が8%とそこそこ大きい手数料を取られてしまうのであまりおすすめしません。
入金手段 | 手数料 | 反映 |
銀行送金 | 現在、取扱停止中 | |
クレジットカード | 8% | 即時 |
Bitcoin | 無料 | 24時間以内 |
Etherium | 無料 | 24時間以内 |
Ripple | 無料 | 24時間以内 |
Bitcoin Cash | 無料 | 24時間以内 |
Tether | 無料 | 24時間以内 |
Tether(ERC-20) | 無料 | 24時間以内 |
xGate Token | 無料 | 24時間以内 |
Cardano | 無料 | 24時間以内 |
※銀行振込は取り扱い停止。
無事に、Revolletへの入金が完了したら、次はRcardへチャージしましょう。
Rcardへのチャージは、Revolletへログイン後、「プリペイドカード」タブから入金可能です。
2.残高確認の方法
Rcardの残高確認は、OmniPayから可能です。
Rcardの利用手数料と限度額について
Rcardの利用手数料と限度額については以下の通りです。
1.年会費・カード発行手数料
Rcardの年会費は50ドル/年、カード発行手数料は150ドルかかります
カードを発行する初年度は、年会費(初年度分)とカード発行手数料の計200ドルがかかります。
仮想通貨に対応したプリペイドカードは、かなり特殊なカードなので、年会費や発行手数料は若干高めに設定されていますが、Revolletは平均的な価格設定です。
年会費については、好き嫌いが分かれるかもしれませんが、もし年会費を極力避けたいという場合は、類似サービスである『Hcard』は年会費が無料です。
2.カードの利用手数料・限度額について
続いて、Rcardの利用手数料と限度額についてまとめておきたいと思います。
各種手数料
Rcardは、先程ご紹介した年会費とカード発行手数料以外の手数料もあるので、Rcardを利用しようと考えている方は、予めチェックしておきましょう。
Rcardの利用手数料は以下の通り設定されています。
名目 | 手数料 |
初年度年会費 | 50ドル |
2年目以降の年会費 | 20ドル/年 |
PIN番号取得 | 無料 |
PINコード紛失 | 50ドル/回 |
PINコードロック解除 | 5ドル/回 |
ATM引き出し手数料 | 3.5ドル/回 |
ATM取扱不可手数料 | 3.5ドル/回 |
ATM残高照会 | 3.5ドル/回 |
POS(ショッピング等の決済) | 2.0ドル/回 |
POS取扱不可手数料 | 2.0ドル/回 |
為替手数料 | 2.5%/回 |
カード間資金移動 | 12ドル/回 |
注意すべき点としては、Rcardは、ATMの引き出し手数料以外にも、取扱をしていない店舗での決済やRcard非対応のATMを間違って利用した場合も、手数料が発生してしまうため、Rcardを利用する際はよく確認してから利用するようにしましょう。
各種限度額
Rcardの各種限度額は以下の通り設定されています。
名目 | 制限額(USD) |
ATM/POS利用限度額(1回辺り) | 2,000ドル/回 |
ATM/POS利用限度額(月単位) | 10,000ドル/月 |
初回チャージ額 | 300ドル |
最小チャージ額(1回辺り) | 100ドル/回 |
最大チャージ額(1回辺り) | 10,000ドル/回 |
最大チャージ額(月単位) | 50,000ドル/月 |
カード間資金移動(回) | 2,000ドル/回 |
Rcardでは、1回辺り2,000ドル以上買い物は非対応です。また、月単位の利用限度額も10,000ドルまでと予め決まっています。
もし、上記の制限額以上の金額を日常的に利用する予定がある方は、Rcardではなく類似サービスの『Hcard』を利用するのがおすすめです。Hcardの場合は、買い物などの決済には特に上限金額は設定されていないため、チャージした金額を買い物等で利用することができます。
Rcardの類似サービスHcardとのサービス比較
先程から「Hcard」というワードがちょくちょく出てきていますが、Rcardの類似サービスでHcard(Fiatbitカード)というプリペイドカードが存在します。
基本的なサービス内容はRcardとほぼ同じで、仮想通貨に対応した決済や現金化が可能なプリペイドカードです。
しかし、HcardとRcardとでは、手数料や上限金額など異なるポイントもあり、人によって好みが分かれるため、今回この記事ではHcardとRcardの違いをまとめておきたいと思います。
HcardとRcardで異なるポイントを以下の通り表にまとめたので参考にしてください。
Hcard VS Rcard | ||
比較ポイント | Hcard | Rcard |
初年度費用 | $500※ | $200 |
年会費 | 無料 | $20 |
決済可能な店舗数 | 約5290万店舗 | 約4,560万店舗 |
決済手数料 | 1.5%/回 | $2.5/回 |
決済上限金額 | なし | あり |
ATM引き出し手数料 | 3.5%/回 | ($4.0+2.5)/回 |
ATM引き出し上限金額 | あり | あり |
※公式アプリ(Fiatbit)の価格を参照。
今回は、主に手数料面をメインで比較してみましたが、短期的にお試しで利用するのであればRcardが、長期的に利用するのであればHcardの方がお得です。
Hcardは、初年度の費用は高いですが、それ以外の年会費・手数料・上限金額などは、Rcardよりもスペックが高めです。ちなみに、Hcardは公式価格だと$500ですが、Hcardの販売店経由だと3万円で購入することも可能です。
Hcardを安く手に入れる詳しい方法については、別記事で解説しているので、そちらをご覧ください。
▼Hcard(Fiatbitカード)の詳細はこちら!
Rcardを利用するメリット・デメリットまとめ
ここまでの内容を踏まえて、Rcardを利用する際のメリット・デメリットをまとめていきたいと思います。
Rcardを利用するメリット
Rcardを利用するメリットは、主に5つあります。
1つ目のメリットは、仮想通貨で決済ができることです。
Revollet内で保有している仮想通貨をRcardへチャージすることで、クレジットカードと同じような感覚で決済できます。
2つ目のメリットは、仮想通貨をATMで現金化できることです。
同じくRcardへチャージすることで、限度額の範囲内で銀嶺対応のATMから現金化することができます。
3つ目のメリットは、全世界16カ国以上、4,560万店舗以上で利用可能な点です。
Rcardは、中国のカードブランド『銀嶺(ぎんれい)』を採用しているため、対応しているATMの数や決済に対応している店舗数が世界的に多く、日本では特に対応している店舗が多いため、決済手段としてストレスなく利用可能です。
4つ目のメリットは、Rcard発行に審査が必要ないことです。
Rcardは、プリペイドカードですのでクレジットカードのような信用審査がありません。
5つ目のメリットは、対応している仮想通貨の種類が多いことです。
Rcardは計7種類の仮想通貨に対応しており、その他にもクレジットカードやBitwalletでの入金にも対応しています。(※銀行振込は現在取扱中止)
- 仮想通貨で決済ができること。
- 仮想通貨をATMで現金化できること。
- 全世界16カ国以上、4560万店舗以上で利用可能
- Rcard発行に審査がない。
- 対応している仮想通貨の種類が多い。
Rcardを利用するデメリット
Rcardを利用するデメリットは、主に2つあります。
1つ目のデメリットは、年会費とカード発行手数料がかかることです。
Rcardは年会費とカード発行手数料がかかり、初年度は合計200ドルの費用が必要になります。さらに、毎年、年会費として20ドルを支払う必要があります。年会費の発生を極力避けたい場合は、年会費が無料なHcardがおすすめです。
2つ目のデメリットは、Hcardと比較すると劣るポイントがあることです。
Rcardの比較対象として、よく上げられるのがHcardですが、決済時の限度額がなかったり、年会費が無料だったりと、頻繁にプリペイドカードを利用する人はHcardを選択する人が多いです。
- 年会費とカード発行手数料がかかる。
- Hcardと比較すると劣るポイントがある。
Revolletへの登録からRcard購入までの手順
続いて、Revolletへの登録からRcard購入までの手順をSTEP別に解説していきます。
STEP1:Revolletの公式サイトからアカウント登録
Rcardを購入するためには、まず最初にRevolletへの登録が必須になります。
公式サイトからRevolletのアカウントを開設しましょう。
STEP2:必要情報を入力
アカウント登録を行うためには、必要情報を入力する必要があります。
Revolletへの登録に必要な情報は以下の3つです。
- ユーザー名(Revollet内で表示されるニックネーム)
- メールアドレス
- パスワード
上の青枠の部分を全て入力後、
黄色いボタンの「Register」をクリックすれば、仮登録完了です。
本登録を完了させるためには、上で入力したメールアドレスへ届いた自動返信メールを開き、アカウントを有効化させる必要があります。
※自動返信メールは、仮登録完了後、1分以内に送信されます。
アカウントを有効化させることに成功すれば、先程登録した”ユーザー名”と”パスワード”で、自分のマイページへログインができるようになります。
必要に応じて、言語を日本語へ切り替えることも可能です。
STEP3:KYC登録
Revolletの機能を最大限利用するためには、KYC登録が必須になります。
もちろん、KYC登録なしではRcardを購入することはできませんので注意しましょう。
※KYC登録とは、本人確認書類を提出し、運営側に自分の身分を証明することです。
ちなみに、KYC登録は、仮想通貨を含めたこの手の金融系サービスの場合は、当たり前のように提出することになるので、Revolletが特別厳しいわけではありません。
KYC登録の方法は、「マイページ>KYC登録」の順でKYC登録画面移動しましょう。
KYC登録画面へ移動後は、自分の個人情報と証明書類2点の提出を行います。
個人情報で必要な項目は、主に6つあります。
- 居住国
- 氏名
- 生年月日
- 郵便番号
- 住所
- 電話番号(携帯電話可能)
証明書類で必要な書類は、主に2種類あります。
- 顔付きで個人を証明できるもの(例:パスポート)
- 住所を証明できるもの(例:住民票,カード明細書,マイナンバーカード)
以上、個人情報の入力と証明書類2点を提出したら、あとは審査を通過するのを待ちましょう。
無事に審査を通過すると、以下のようなメールがRevollet側から届きます。
STEP4:Rcard購入
KYC登録が無事完了すれば、Rcardの購入画面へ移動できるようになります。
「ホーム>プリペイドカード」
実際に、Rcardを購入するためには、“初年度手数料分の入金”と“二段階認証”の2つが必要になります。
▼二段階認証の設定方法について
Revolletへ入金するために二段階認証の設定が必須になるため、事前に行いましょう。
二段階認証の設定は、マイページからすぐに可能です。
▼Revolletへの入金方法について
Revolletへの入金手順は、ログイン後、左側にあるメニュから「入金」を選択し、入金画面から行いましょう。
「ホーム>入金」
入金手段 | 手数料 | 反映 |
銀行送金 | 現在、取扱停止中 | |
クレジットカード | 8% | 即時 |
Bitcoin(BTC) | 無料 | 24時間以内 |
Etherium(ETH) | 無料 | 24時間以内 |
Ripple(XRP) | 無料 | 24時間以内 |
Bitcoin Cash(BCH) | 無料 | 24時間以内 |
Tether(USDT) | 無料 | 24時間以内 |
Tether(USDT) ※ERC-20 | 無料 | 24時間以内 |
xGate Token(XGT) | 無料 | 24時間以内 |
Cardano(ADA) | 無料 | 24時間以内 |
好きな入金手段を選択して必要金額分を入金しましょう。
クレジットカード入金以外は全て手数料無料で、24時間以内に反映されます。
まとめ
今回この記事では、Revolletが発行しているRcardについてご紹介してきましたが、Rcardの特徴をまとめると以下の通りです。
- 仮想通貨をATMで現金化可能
- 買い物時の決済手段として利用可能
- 初年度はカード発行手数料+年会費で$200
- 2年目以降は年会費が$20/年
- 月毎に決済上限金額が設定
Rcardは、仮想通貨をATMから現金化できたり、日常的な決済手段として利用できるプリペイドカードとして人気が高いカードです。
仮想通貨を取引所や決済サービスから直接引き落とし(決済)できるサービスは、今までほとんどなく、それが可能なサービスとして有名なのが『Rcard』や『Hcard』といった仮想通貨に対応したプリペイドカードの存在です。
個人的には、年会費無料で決済金額に限度額がない『Hcard』の方が好きですが、単純に初期費用だけを取ればRcardの方が安いため、初期費用を極力抑えたいという方にRcardはおすすめです。
ちなみに、少し余談ですが、仮想通貨対応のプリペイドカードを使えば、海外へ渡航した際も、出先のATMから直接両替できるため空港などの割高な両替手数料を払うことなく現地の現金を獲得することができるため、海外へ行く際は1つ持っておくと非常に便利です。笑
最後までお読みいただきありがとうございました。
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