こんにちは、すばるです。
以前にポケットアクアの検証を行って欲しいという旨の要望があったので検証を行ってみました。
今回この記事では、2020年に何かと話題になったポケットハッシュの後継サービス『ポケットアクア(PocketAqua)』について調査した結果をまとめていきます。
ポケットアクア(PocketAqua)とは?
ポケットアクア(PocketAqua)とは、仮想通貨(暗号資産)の投資(投機)スキームです。
ポケットアクアの仕組み
ポケットアクアでは、6種類のキャラクターの中から好きなものを購入し、それを他人へ売却することで利益が得ることができるといった仕組みになっています。
購入時点で買値と売値は決まっており、売値は買値よりも高く設定されているため、理論上、必ず利益を得ることが出ることができる内容になっているのが1つの特徴です。
購入可能なキャラクターの種類について
先述の通りキャラクターは計6種類が用意されています。
- Star Fish(ヒトデ)
- Fish(クマノミ)
- Octopus(タコ)
- Turtle(カメ)
- Shark(サメ)
- Whale(クジラ)
各キャラクターでは保有期間・利益率・販売価格・消費チケット数が異なります。
キャラ | 保有期間 | 利益率 | 販売価格 | 消費チケット |
ヒトデ | 4日 | 12% | 50~300USDT | 20Ticket |
クマノミ | 5日 | 14% | 100~300USDT | 40Ticket |
タコ | 6日 | 16% | 300~1,000USDT | 60Ticket |
カメ | 7日 | 18% | 500~1500USDT | 80Ticket |
サメ | 8日 | 20% | 900~3,000USDT | 100Ticket |
クジラ | 10日 | 25% | 1200~5,000USDT | 150Ticket |
※記事執筆時での情報です。
保有期間とは?
保有期間とは、キャラクターを購入したタイミングから売却するまでの期間のことです。
保有期間の長いキャラクターほど利益率が高くなる傾向にあります。
消費チケットとは?
キャラクターは毎日行われる抽選で当選することで購入する権利を得ることが可能となっており、チケットはその抽選に参加するために必要になってきます。
利益率が高いキャラクターほど当選率が低く、また消費するチケット数も多い傾向にあります。
なお、チケットはUSDT又はPHTで購入することもできます。
- 1Ticket=0.1USDT
- 1Ticket=0.1PHT
※記事執筆時の情報です。
※USDT or PHTでチケットを購入することができます。
キャラクターは抽選に当選することで購入可能に!
ポケットアクアで利益を得るポイントは、キャラクターを購入/売却する点にありますが、このキャラクターは毎日実施される抽選で当選することで初めて購入することができます。
つまり、「チケット消費→抽選参加→当選→キャラ購入」といった流れでキャラクターを購入することになります。
ポケットアクアで運用してみた検証結果
さて、ポケットアクアの事前情報はこの辺りにして、実際に検証していきたいと思います。ポケットハッシュで有り余っていたUSDTを使い、ポケットアクアで運用から出金までを行ってみました。
2020年12月時点では出金はできている模様…
キャラクターで購入/売却を行い、2,000USDTまで貯めることができたので、出金を行ってみました。(結局のところ、出金できるか否かが重要です。)
その結果、、、出金できました!
※2020年12月時点の検証結果です。
ポケットアクアを利用するメリット・デメリット
ここまでの内容を踏まえ、僕が実際に利用した感想も含め、ポケットアクアのメリットとデメリットをまとめていきたいと思います。
メリット・利点
ポケットアクアを利用するメリットは主に3つあります。
1つ目のメリットは、ポケットハッシュのPHTが活用可能な点です。
ポケットアクアはポケットハッシュの後継サービスとなっているため、ポケットハッシュを利用しているユーザーであれば保有しているはずのPHTをポケットアクア内で活用することができます。
具体的には、キャラクターの購入権利を得るための抽選参加に必要なチケットをPHTで購入することが可能です。
2つ目のメリットは、出金の審査に運営側が関与しない点です。
あくまで公式の見解ですが、ポケットアクアの仕組み上、出金には運営側の審査等がないため、これを事実とするならば、出金遅延・拒否が発生しないことになります。
3つ目のメリットは、現状ポケットアクア経由だと出金ができている点です。
ポケットアクアを利用した2020年12月時点では、スムーズに出金ができているため、ポケットハッシュ内に眠っているPHTやUSDT等がある方はポケットアクアを経由して出金するのはありなのかもしれません。
- ポケットアクアでPHTの使用が可能。
- 出金の可否に運営側の判断が介入しない。
- 2020年12月時点ではスムーズに出金ができている。
デメリット
ポケットアクアを利用するデメリットは主に2つあります。
1つ目のデメリットは、サービスの運営会社がポケットハッシュと同じ会社である点です。
ポケットハッシュと言えば2020年2月にサービスを開始したものの、5月に出金が遅延(停止)、その後9月にポケットハッシュの後継サービスとしてローンチされたのが「ポケットアクア」です。
つまり、運営会社が同じという点で信用面は低いと言えます。
ちなみに、ポケットハッシュの方では徐々に出金改善が行われている様子は見て取れるものの、完全に出金遅延が解消していないのが現状となっています。
2つ目のデメリットは、買い手がいること前提のサービスである点です。
ポケットアクアは、ユーザー間でキャラクターの売買が繰り返されることを前提として設計されているサービスとなっています。
つまり、キャラクターの買い手が現れ続けることが前提となっており、もちろん、売買が繰り返される過程でキャラクターの価格は上昇し続けます。
売買が繰り返される過程のどこかで「買い手が現れない」といった事態になる可能性がある点が、このサービスを利用する上での懸念点と言えます。
- サービスの運営会社がポケットハッシュと同様。
- 買い手がいること前提の仕組みになっている。
まとめ
以上、ここまでポケットアクアについてまとめてきました。
結論としては、既存のポケットハッシュのユーザーで、かつアカウント内にPHTやUSDTが有り余っている方は、ポケットアクアのチケット購入に活用しながら利用するのはありだと感じました。
正直、ポケットハッシュの運営会社と同じという点で言えば、信用は低いのが現状です。
とは言え、2020年12月時点ではポケットアクアでキャラクターで運用を行った上での出金は可能だったため、ポケットハッシュで出金できずに残っているPHTやUSDTがある方は、やってみる価値はありそうです。
以上、ポケットアクアの調査結果でした。
今後もポケットアクアやポケットハッシュに新たな動きがあり次第、共有していきたいと思います。
最後までお読みいただきありがとうございました。