こんにちは、すばるです。
今回この記事では、先日ご紹介したマネージドアカウントのMAMとPAMMのうちPAMMについてさらに深ぼって解説していきたいと思います。
そもそもマネージドアカウントがよくわからないという方は下の記事を読むことをおすすめします。
目次
PAMM(マネージドアカウント)とは?
PAMM(マネージドアカウント)とは、自分の軍資金を第三者の他人に運用してもらい、その運用結果だけを反映させる仕組みのことを言います。例えば、プロのトレーダーの人に自分の軍資金を運用してもらうことも可能というわけです。
投資からお金を集め、その資金を元手に運用して大きな利益を生み出すという面に関してはファンドと似ています。ファンドとPAMMの違いについては後ほど詳しく解説します。
そして、運用する第三者側のメリットとしては、利益が発生した場合に一部利益を得たりすることができたり、スプレッドとして利益を得ることができたりなどマネタイズをしようと思えばいくらでもできるというメリットがあります。
ちなみに、PAMMの正式名称は、Percentage Allocation Management Moduleと言います。
PAMMの特徴は?
PAMMの特徴は、利用者側に取引履歴が公開されないという点です。
一般的には、トレーダーの手法を真似されるのを防止するためにPAMMが利用されることがほとんどです。つまり、PAMMの場合は取引結果だけが反映されるため軍資金が増えた減ったという情報のみがPAMM参加者には公開されます。
ちなみに、PAMMとは逆の取引履歴が公開される、MAM(Multi Account Manager)というマネージドアカウントも存在します。
ファンドとPAMM(マネージドアカウント)との違いは?
ファンドとPAMMは似ていますが、大きく違います。
ファンドは、出資者から資金を集め、大きくなった資金を元に大きな利益を生み出し、それを分配します。しかし、ファンドの場合は、運営側がやろうと思えば横領もできてしまうため過去にも詐欺などに利用されてきました。
PAMMはファンドのデメリットを取り除いた存在と認識してもらってOKです。
そもそもPAMMの場合は、お金を集めるという概念がありません。
PAMMに投資する場合は、あくまで自分の証券口座に軍資金を入れ、その自分の口座とトレードをしてくれる親口座を紐づけ、トレード内容だけを反映させます。つまり、自分の軍資金(投資金)をどこか一箇所に集めるようなことをしないため、横領などができないように仕組み上なっているというわけです。
まとめると、ファンドとPAMMの違いは以下の通りです。
- ファンド:お金を一箇所に集めて運用する。
- PAMM:自分の口座と運用者の口座を紐づけて結果だけを口座に反映させて運用する。
MAMとPAMMの違いは?
MAMとPAMMの違いは、取引内容を閲覧できるか否かです。
ちなみに、MAMもPAMMもマネージドアカウントという点では共通していますし、基本的な仕組みは同じです。MAMの場合は取引内容を閲覧することができ、PAMMはそれができません。
運用している人もしくはシステムのトレードの手法を外部に知られたくないという場合にはPAMMを利用することが多いです。
基本的には、運営側の都合なので利用者はあまり気にしなくても良いポイントです。
PAMM(マネージドアカウント)を使った運用のメリット・デメリット
ここからはPAMMを使った運用のメリットとデメリットについて解説していきたいと思います。
PAMMを使った運用のメリット
PAMMを使った運用のメリットは、主に5つあります。
1つ目のメリットは、運用に自信のあるトレーダーやシステムが運用してくれるという点です。
PAMMの場合、プロのトレーダーや結果の出ているシステムなどが取引してくれているため、トレードのスキルなどを必要としません。
2つ目のメリットは、自分の時間を消費しないという点です。
MAMやPAMMなどのマネージドアカウント運用は、第三者の取引を自分の口座にも反映させる仕組みであるため、自分が取引をする必要が一切ありません。つまり、自分の時間を使わずとも自動的に運用を行ってくれるというわけです。
3つ目のメリットは、トレードスキルがなくても運用できるという点です。
これは上で述べた通り、基本的に運用に精通した人やシステムが運用を行ってくれるため自分にトレードスキルがある必要はありません。
4つ目のメリットは、投資金を横領される心配がないという点です。
従来のファンドの場合は、「投資したら次の日に連絡が取れず、お金を持って逃げられてしまった。」というケースが多発していましたが、MAMやPAMMを利用することでそのようなデメリットはなくなりました。
5つ目のメリットは、負ける=運営側も損失が出るということです。
マネージドアカウントは、トレード内容を他人の口座にも反映させる仕組みであるため、親口座もリアルマネーで取引をしなければなりません。つまり、参加者が負けるということは運営側もリアルで損失を被っているというわけです。
つまり、運営側もかなり真剣に取引を行ってくれる場合が多いのMAMやPAMMの特徴とも言えます。
- 運用に自信のあるトレーダーやシステムが運用してくれる。
- 自分の時間を消費しない。
- トレードスキルがなくても運用できる。
- 投資金を横領される心配がない。
- 負ける=運営側も損失が出る。
PAMMを使った運用のデメリット
PAMMを使った運用のメリットは、主に3つあります。
1つ目のデメリットは、取引内容がわからないという点です。
PAMMの仕組み上、取引内容が参加者に公開されないため負けたときに、「なんかよくわからないけど負けた。」という状態になるためPAMMを使った運用を行う場合はその点に注意する必要があります。
もしくは、取引内容が公開されているMAMを利用すると良いと思います。個人的には、MAMがおすすめです。投資初心者にもMAMの方が取引内容をリアルで閲覧できるため1つの勉強になります。
2つ目のデメリットは、運用してくれる人のスキル次第で負けることもあるという点です。
これは投資の世界では勝ちがある以上負けもあるので当然と言われればそれまでですが、運用してくれる人のスキル次第では当然損失が出ることもあるのでその点は投資をする前に1つのリスクとして見据えておく必要があります。
3つ目のデメリットは、PAMMの参加費などの初期費用がかかる場合があるという点です。
MAMやPAMMの運営側の都合で参加費や入会金などの初期費用がかかる場合があります。正直、初期費用がかかるからといって勝てるわけでは無いので、よっぽど目利きができる人でない限りは初期費用がかかる案件にはあまり手を出さない方が賢明だと思います。
- 取引内容がわからない。
- 運用してくれる人のスキル次第では負ける。
- PAMMの参加費などの初期費用かかる場合がある。
まとめ
ここまでPAMM(マネージドアカウント)について解説してきましたが、まとめると以下の通りです。
基本的にはこの3つを押さえておけば最低限のことは理解できていると言えます。
僕の本業は会社経営なので、その利益でトレードをしてみたり、バイナリオプションに手を出してみたり、変な怪しい投資案件に手を出したり詐欺に合いながら3年ほど投資という世界に浸ってみて、今はMAMに落ち着いたという感じです。
世の中にはシステムツールを30万、50万、100万という理解できないような額で販売している業者もたくさんありますが、よほどその案件が信頼できるもので無い限りは、初期費用という無駄なリスクを背負った投資はあまりおすすめしません。
僕から言わせると、システムツールに法外な価格で買う行為は、徒競走のときに逆走しているのと同じです。投資のための投資の勝率はかなり低いです。
たしかに投資というのはリスクをかけて利益を得ることですが、法外な価格でシステムやツールを買うのはリスクをかける場所が全く違います。大体が「今ままで投資に興味はあって、遂に良さそうな投資案件見つけたー!」という投資初心者を狙っているのが現実です。
それに比べてMAMは、初期費用などは一切かからずプロの方が運用してくれるので、個人的にはマネージドアカウント運用は最近ハマっている投資の1つです。
最後に、毎日休み.comではMAMに関する最新情報や僕が実際に投資しているMAMに関する情報やMAMを選ぶときのコツなどを別記事でご紹介しているので興味がある方はそちらの記事も読んでみてください。