こんにちは、すばるです。
今回この記事では、最近何かと豪華なキャンペーンを打ち出している「LINE FX」という証券会社(FX会社)を調査対象として、利用価値があるのか否かも含めて、まとめていきたいと思います。
目次
LINE FXの基本情報・サービスの特徴
LINE FXの基本情報は以下の通りです。
基本情報 | |
運営会社 | LINE証券会社 |
ライセンス | 関東財務局長(金商)第3144号 |
サービス開始 | 2020年 |
日本語対応 | 可能 |
サポート手段 | LINE/メール |
サポート受付時間 | 記載なし |
キャンペーンの実施有無 | 有り |
口座の種類 | 1種類 |
取扱通貨 | 10通貨ペア |
最小注文数 (最低ロット数) | 10,000通貨 (1lot) |
追証 | あり |
ロスカット | 保証金維持率が100%未満 |
マージンコール | なし |
両建て | 可能 |
スキャルピング | 記載なし |
信託保証 | 資金の分別管理 (外部監査機関による調査済み) |
その他 | ・デモトレードなし ・スマホでの取引可能 ・FX関連の情報をLINEで通知 |
※記事執筆時の情報となります。
LINE FXはあの大手通信会社LINEの子会社で、2020年よりサービスを開始した比較的新しいFX会社です。サービス開始後には、特にキャンペーンに力を入れており、「口座開設+1取引だけで5,000円キャッシュバック」など豪華なキャンペーンで知名度を大きく伸ばしてきています。
現在実施中のキャンペーンの詳細については後述します。
取扱通貨ペアは10種類!
現在、LINE FXが取り扱っている通貨ペアは以下の10種類です。
サポート手段はメール or LINEによる対応!
LINE FXのサポート手段はメール又はLINEです。
親会社がLINEなだけあり、普段使い慣れたLINEでサポートしてくれるFX会社は数少ないため、普段からLINEを利用する側からすれば、ありがたいサービスですね。
スキャルピング取引は非公認だから注意!
他サイトにてスキャルピングを可能という記載をチラホラ見ますが、LINE FX側はスキャルピング取引を公認していません。逆に、スキャルピングNGという記載もありませんが、スキャルピング取引をメインで行う予定のある方は、その可否を事前に問い合わせておくのが無難です。
スキャルピングとは、数秒から数分単位で注文から決済までを行う取引スタイルのことです。その他には、デイトレード(数十分~1日)・スイングトレード(数日~数週間)などの取引スタイルがあります。
スプレッドは比較的狭い印象!
LINE FXのスプレッドは他社と比較しても比較的狭く設定されている印象です。もちろん、LINE FXは固定スプレッドではなく、変動スプレッドであるため、その辺りも考慮する必要はありますが、デフォルトのスプレッドは狭めに設定されています。
通貨ペア | スプレッド(p) |
USD/JPY | 0.1 |
EUR/JPY | 0.3 |
GBP/JPY | 0.6 |
AUD/JPY | 0.4 |
NZD/JPY | 0.9 |
ZAR/JPY | 0.8 |
TRY/JPY | 1.5 |
EUR/USD | 0.3 |
GBP/USD | 0.6 |
AUD/USD | 0.4 |
※記事執筆時の情報となります。
※上記のスプレッドには、一部例外があります。
その他、他社とのスプレッド比較については別記事でまとめているので、興味がある方はそちらをご覧ください。
記事を取得できませんでした。記事IDをご確認ください。
スマホで決済可能!デザインに定評あり!
LINE FXには、スマホでも決済可能となっており、使いやすいツールや初心者でも扱いやすいデザインに定評があります。
FX関連の相場情報をLINEで通知してくれる!
LINE FXはLINEが親会社であるため、希望者にはLINEでFXに関する下記の情報を通知してくれます。
- 経済指標
- 大幅な価格変動
- 約定・決済時
LINE FXのキャンペーン情報
LINE FXが現在実施中のキャンペーンは2つあります。
口座開設+1取引で5,000円プレゼントキャンペーン
(※画像引用:https://line-fx.com/contents/lp03.html)
新規口座開+1取引を行うだけで5,000円を獲得できます。
こちらは期間限定のキャンペーンとなりますので、獲得したい方はキャンペーン期間内に獲得するようにしましょう。
スプレッド縮小キャンペーン
(※画像引用:https://line-fx.com/contents/lp05.html)
全通貨ペア対象でスプレッドが縮小された状態で取引を行えます。
取引を行う上で手数料というのは、小さければ小さいに越したことはありません。こちらも期間限定のキャンペーンとなりますので、低スプレッドで取引を行いたい方は、キャンペーン期間にご注意ください。
【他社比較】LINE FXの項目別評価まとめ
ここからはLINE FXと他社を比較した際のLINE FXの評価をまとめていきたいと思います。
FX口座を比較する上で、重要な要素はいくつかあると思いますが、今回はFX攻略部が特に重要だと判断した以下の7項目別で評価していきたいと思います。
- レバレッジ
- 入金・出金(手数料・対応手段・反映時間)
- スプレッドの狭さ
- 取引通貨ペア(種類・数)
- 信用取引条件(追証・マージンコール・ロスカット)
- 約定力
- 過去の問題・トラブルへの対応
レバレッジ
LINE FXのレバレッジは1~25倍で設定可能です。
こちらについては、他社FX会社と大差ありません。
国内FX口座の場合は法律により、最大25倍に設定されているため、これ以上のレバレッジ取引を行いたい場合は、海外FX口座を利用するのがおすすめです。
入金・出金(手数料・対応手段・反映時間)
LINE FXの入金・出金周りのスペックは以下の通りです。
項目 | 入金 | 出金 |
対応手段 | クイック入金/銀行振込 | 銀行振込 |
手数料 | クイック入金(無料) 銀行振込(有料) | 無料 |
反映時間 | クイック入金(即時) 銀行振込(1営業日以内) | 1営業日以内 |
※記事執筆時の情報です。
特段、他社と変わっている点はありません。
国内FXの場合は、証券会社から直接個人の銀行口座宛に振込が可能ですので、銀行振込以外の手段に対応している方が珍しかったりします。
スプレッドの狭さ
LINE FXのスプレッドについては以下の通りです。
通貨ペア | LINE FX | DMM FX | GMO |
USD/JPY | 0.1 | 0.1 | 0.2 |
EUR/JPY | 0.3 | 0.3 | 0.5 |
GBP/JPY | 0.6 | 0.6 | 1.0 |
AUD/JPY | 0.4 | 0.4 | 0.7 |
NZD/JPY | 0.9 | 0.9 | 1.2 |
ZAR/JPY | 0.8 | 0.8 | 1.0 |
※記事執筆時の情報です。
※各通貨ペアのスプレッドの単位は「p」で表記しています。
※原則固定スプレッドですが、一部例外があります。
LINE FXのスプレッド条件は、特別素晴らしい条件というわけではありませんが、平均よりも少しスペックが高いという印象です。
なお、本記事では、代表的な通貨かつ有名なFX会社との比較で省略しますが、より詳しい比較情報を知りたい方は下記の比較記事をご覧ください。
記事を取得できませんでした。記事IDをご確認ください。
取扱通貨ペアの種類・数
記事執筆段階でLINE FXが対応している通貨ペアは全10種類です。
LINE FXのデメリットの1つとして上げられますが、他社と比較して、取扱通貨ペアが少ないのが現状です。
もちろん、通貨ペアが多くとも、自分がその通貨ペアで取引を行わないのであれば、全く影響はありません。LINE FXを利用する際は、事前に自分が取引したい通貨に対応しているかを、確認しておくことをおすすめします。
- USD/JPY(米ドル/円)
- EUR/JPY(ユーロ/円)
- GBP/JPY(ポンド/円)
- AUD/JPY(豪ドル/円)
- NZD/JPY(NZドル/円)
- ZAR/JPY(南アフリカランド/円)
- TRY/JPY(トルコリラ/円)
- EUR/USD(ユーロ/米ドル)
- GBP/USD(ポンド/米ドル)
- AUD/USD(豪ドル/米ドル)
※記事執筆時の情報です。
信用取引条件(追証・マージンコール・ロスカット)
LINE FXの追証やマージンコール/ロスカットの詳細情報は以下の通りです。
項目 | 有/無 | 詳細 |
追証 | 有 | 保証金率(証拠金維持率)が100%を下回った場合、追証が発生。証拠金維持率が100%以上になるまで入金する必要あり。 |
マージンコール | 無 | – |
強制ロスカット | 有 | 証拠金維持率が100%を下回った状態で、期日までに追証が解消されない場合、強制ロスカットが施行。 |
※記事執筆時の情報です。
※証拠金維持率=保証金率として表記しています。
LINE FXは、証拠金維持率が100%未満で追証(保証金不足)の通知が入り、期日までに100%未満の状態が解消されない場合は、強制ロスカットが自動的に施行されます。
マージンコールは、証拠金がある一定割合未満になった際に発動する注意喚起通知のことですが、こちらについては国内FXでは採用していないところも多いです。LINE FXの場合は、追証の通知がマージンコールの役割も担っています。
信用取引条件のスペックについては、他社と比較して、平均的なスペックといった印象です。実際、国内FXの場合はどこもあまり大差がなかったりするのが実情です。
約定力
LINE FXの約定力については、具体的な数値で解説することができないのですが、実体験や口コミを総合して判断するに、まずまずといった印象です。
決して悪評が立つほど酷いことはありませんが、「スマホでの取引時にアプリが落ちる」「動作がモッサリ」「スリッページが起きやすい」など、動作面での不満は多少あります。
特に、相場への注文が殺到している際に、大量の注文を入れるとうまく約定されなかったりするケースが確認できることから、スキャルピングをメインで行うユーザーには不向きかもしれません。
結論としては、良くも無ければ悪くもないといった評価です。
サービスが開始したばかりということもあり、今後のアップデートで大きく改善される可能性は多いにあるので、期待したいポイントです。
過去の問題・トラブルへの対応
LINE FX関連で過去に起きた問題・トラブルを調べましたが、記事執筆段階では大きなものは見つかりませんでした。僕がサポートを利用した際は、非常に丁寧かつ迅速な対応でしたので、サポートの質は良さそうです。
LINE FXは2020年よりサービスを開始したばかりですので、問題がある方が問題な気はしますが、基本的にある程度知の名度があるFX会社の場合は、顧客を大きく裏切るような対応を取ることはありません。
今後、利用していくにあたり、何か問題が発生したら追記したいと思います。
LINE FXを利用するメリット・デメリット
ここまでの内容を踏まえ、LINE FXを利用する上でのメリットとデメリットをそれぞれまとめていきたいと思います。
メリット・長所
LINE FXを利用する上でのメリットは主に5つあります。
1つ目のメリットは、スプレッドが比較的狭めに設定されている点です。
特段狭いというわけではありませんが、平均よりもスペックが高い印象です。加えて、キャンペーンをうまく利用すれば、さらにスプレッドが狭い環境でトレードを行うことが可能ですので、キャンペーン情報も常にチェックしながら利用するのがおすすめです。
2つ目のメリットは、口座開設時のキャンペーンが豪華な点です。
LINE FXは何かしらの口座開設キャンペーンを実施していることが多く、口座開設で数千円単位の現金を受け取れることができます。
3つ目のメリットは、スマホアプリのデザインが見やすい点です。
LINE FXはスマホアプリのデザイン面にはサービス開始当初から定評があり、僕も実際に利用してみましたが、初心者でも操作しやすい作りになっている印象を受けました。
4つ目のメリットは、普段使い慣れたLINE上でサポートを受けられる点です。
LINE FXでは、普段使い慣れたLINEから問い合わせることができ、返信も受取ることができます。僕が知る限りで、LINEでのサポートに対応しているFX会社はLINE FXとDMM FXの2社だけだと思います。
5つ目のメリットは、FX関連の通知をLINEで受け取れる点です。
LINE FXでは、約定・経済指標・大幅な価格変動などの情報を、LINEで受取ることができます。
「なかなかメールはチェックしない」という人でも、「LINEは頻繁にチェックしてる」という人は少なくないはずです。そんな人には活用しやすい機能なのかなと思います。
- スプレッドが比較的狭めに設定されている。
- 口座開設時のキャンペーンが豪華。
- スマホアプリのデザインが見やすい。
- 普段使い慣れたLINEによるサポートが可能。
- FX関連の通知をLINEで受け取れる。
デメリット・短所
LINE FXを利用する上でのデメリットは主に2つあります。
1つ目のデメリットは、多少の動作遅延がある点です。
アプリが重いというのもあるのかもしれないですが、動作がモッサリとしているタイミングが稀にあるので、この点は今後の改善に期待したいポイントです。正直、スキャルピングには不向きかなと思いました。
2つ目のデメリットは、取扱通貨ペアが比較的少ない点です。
現状、LINE FXの取扱通貨ペアは10種類と、他社と比較しても少ない部類に入ります。自分が取引する通貨にLINE FXが対応しているのかを事前にチェックした上で、利用するようにしましょう。
3つ目のデメリットは、本人確認にパスポートが使えない点です。
LINE FXの本人確認は口座を開設する上で必須になってくるのですが、本人確認書類として対応している書類は、マイナンバーカード/運転免許証のいずれかが必要になってきます。
通知カードや保険証も受け付けてはいるようですが、顔付きの証明書類が結局のところ必要になってきます。つまり、顔写真付きのマイナンバーカード又は運転免許証がなければ口座開設することができません。
最近だと、車を運転しない人や通知カードしか持っていない人も一定数いると思うので、これはどうにかしてほしいところです。せめてパスポートくらい。。。
- 多少の動作遅延の発生を確認。
- 取扱通貨ペアが比較的少なめ。
- 本人確認にパスポートを使えない。
FX口座開設から取引開始までの流れ
ここからはFX口座開設から取引ができるようになるまでの手順を解説していきます。
STEP1:口座開設(アカウント登録)
STEP1では、LINE FXのFX口座を開設します。
公式サイトのお申し込みページを開くと、スマホのQRコードを読み取れる箇所があるので、そこから手続きを進めることができます。
上記画像のQRコードを読み取ると、スマホのLINEアプリが自動的に開き、認証画面が出てくるので、「許可する」をタップし、次の画面も「はじめる」で手続き開始です。
続いて、LINE FXの公式LINEを追加し、利用規約に同意画面は「OK」、条件を満たしていることへの同意画面は「はい」で次の画面へ進みましょう。
最後に取引目的を選択し完了です。目的はどちらでもOKです。笑
STEP2:本人確認
続いて、本人確認です。
LINE FXの場合は、口座開設と本人確認がセットとなっているので、証明書類も準備しておくと便利です。
まずは、以下の必要情報を登録しましょう。
- 氏名
- 生年月日
- 郵便番号+住所
- 職業
続いて、電話番号とSMS認証をセットで完了させます。
加えて、6桁のパスコードを登録します。誤入力を防ぐため、2度同じパスコードを入力します。
次に、本人確認書類の提出へ移ります。
本人確認書類では、マイナンバーカードか通知カードを選択できますが、通知カードを選択すると、追加で運転免許証が必要になります。パスポートなどの他の証明書類には対応していないのでご注意ください。
最後に、住所確認の方法を選択します。
即口座開設を行いたい場合は「かんたん本人確認」を、数日後の口座開設でOKな場合は「簡易書類受け取り」も選択可能です。
ただし、簡易書類受け取りでの本人確認は運転免許証が必須になります。マイナンバーカードを使った本人確認に対応しているのは「かんたん本人確認」のみです。
STEP3:取引開始
STEP1で口座開設、STEP2で本人確認の手順について解説してきましたが、以上ですべて完了となります。あとは、入金すれば、取引を行うこともできます。
口座開設キャンペーン実施期間中に口座開設を行うことができた人は、特典を受取ることをお忘れなく!
まとめ
ここまで2020年よりサービスを開始したばかりの「LINE FX」についての情報をまとめてきました。
結論としては、サービスを開始時点で、これだけのハイスペックで安定したサービスを提供できている点については「さすが大手だな」という印象です。
ただし、大手なだけあり、FX会社としての独自性に欠ける点が個人的には今後に期待したい一番のポイントです。
その他、「取扱通貨ペアの少なさ」や「アプリ動作にモッサリ感」については、僕が使用している限りでは、特段不便に感じることはありませんでしたが、これだけの規模の会社であれば、運営側のやる気次第で、正直どうにでもなりそうな気はしています。笑
現状、LINE FXの一番の魅力はなんと言っても、豪華な口座開設キャンペーンだと言っても過言ではないので、キャンペーン期間中にゲットできるものはゲットしておきましょう!
それでは最後までお読みいただきありがとうございました。
FX攻略部では、LINE FXに関する関連記事の他に、FX関連のお得な情報をゲットできるLINE@の運営も行っているので、ぜひそちらも合わせてチェックしてみてください。
▼LINE FXの関連記事
記事を取得できませんでした。記事IDをご確認ください。
※記事執筆時の情報です。