こんにちは、すばる(@subaru_moon)です。
今回この記事では検索順位チェックツール『GRC』を使ったSEO対策の方法について解説していきたいと思います。現在、僕は計6つのブログを運営していますが、その全てのサイトで今回ご紹介する方法を採用しており、毎月100万円ほどの収益は得ることができています。
初めに断っておくと、SEO対策に絶対的な正解というのは存在しないため、今回ご紹介する方法が絶対的な正解とは僕自身も思っていません。
しかし、1つの事実として成果が出ていることに加え、今回ご紹介する方法はテクニックというよりかは、SEO対策を行う上で僕が常に思考しているポイントを拾い上げ、読者がわかりやすいよう手法に落とし込んだ、そんな記事に仕上がっています。
ビジネスマンがよく使うワードで言い換えるなら「本質」を本記事に詰め込めることができればと思っています。
ここで言う本質とは、今すぐ使える小手先のテクニックだけではなく、常に変化し続けるSEO情勢に対応できる、そんな「知識」というよりかは「知恵」に近いものを解説していきます。
さて、前置きが長くなってしまいましたが、一言で本記事の内容を表現するのであれば、「すばるが5年間実践し続けているSEO対策法を紹介するよ!」と言った内容の記事です。
【事前準備】すばる流のSEO対策で事前に用意すべきもの
本題に入る前に事前に、僕がSEO対策を行う上で使用しているものを簡単にご紹介しておきます。
- SEOの基礎知識
- 運営しているブログ(サイト)
- Google Analytics
- Google Search Console
- GRC
最低限知っておくべきSEOの基礎について
SEO対策という言葉は聞いたことあるけど、イマイチよく理解できていないという方は、まず下記の記事を読んだ上で本記事を読むことをおすすめします。
下の記事では検索エンジンの仕組みやSEOについて語る上で落とすことができない必須で知っておいてほしい知識をわかりやすく解説しています。
Googleが提示する検索順位に大きく影響するE-A-Tとは?
Googleが公式発表している検索順位に大きく影響するE-A-Tについても理解を深めておきましょう。
- E:専門性(Expertise)
- A:権威性(Authoritativeness)
- T:信頼性(Trustworthness)
SEO対策の必需品!最低限、用意してほしいツールまとめ
続いて、SEO対策を行う上では積極的に活用してほしいツールを簡単にまとめておきたいと思います。もちろん、今回のすばる流SEO対策でも利用していきます。最低限、無料のものは導入しておきましょう。
今回ご紹介しているツールは下記記事の中から、本記事内で実際に使用し、優先度の高いものだけを抜粋しています。
Google Analytics
1つ目は『Google Analytics(グーグルアナリティクス)』です。
ブログのアクセス数を記録・計測してくれるツールです。
ブログを既に運営している方であれば既に導入している方が大半かもしれませんが、ブログのアクセス解析をする上で、ないと困る必須ツールです。無料で利用できるツールですのでまだ導入していない方は今すぐ導入しましょう。
Google Search Console
2つ目は『Google Search Console(グーグルサーチコンソール)』です。
ブログでアクセスを集める方法はいくつかありますが、その中の検索流入(organic)でどのキーワードからどれだけのアクセスが獲得できたのかを自動で記録してくれるツールです。
Search Consoleでは、ブログにとって影響が大きいキーワードを自動的に抽出し、キーワード毎に以下のデータを計測してくれます。
- 検索順位
- インプレッション数(表示数)
- クリック数
- クリック率(CPR)
GRC(検索順位チェックツール)
3つ目は検索順位チェックツール『GRC』です。
その名の名称通り、キーワード毎の検索順位を記録し、表とグラフで自動的にまとめてくれるツールです。
一つ上で紹介したSearch Consoleとの違いは、Search Consoleは影響力の大きいキーワードを自動抽出するのに対し、GRCは自分が登録したキーワードのみを計測することができます。些細な違いのような感じるかもしれませんが、全く違います。
SEO対策を行う場合は意図的に特定のキーワードを狙うため、GRCのような自らキーワードを取捨できるタイプのツールが必要になってくるわけです。
GRCの詳細については下記記事で解説していますが、月額450円から利用可能とカフェのコーヒー一杯分で利用できるツールですので、本気でブログのアクセスを伸ばしたい方はぜひ導入してみてください。
Extract people search phrases in google(関連キーワード取得ツール)
4つ目は『Extract people search phrases in google』です。
これは、ユーザーが特定のキーワードで検索を行った後、その次に検索した頻出キーワードをサイト毎に表示してくれるツールです。少し伝わりにくいかもですが、1回目に検索したキーワードでは解決せず、2回目に別のキーワードで検索した、そのキーワードを知ることができるということです。
このツールは上で紹介した3つのツールと比較すると少しだけマイナーなツールですが、競合が少ないお宝ワードを見つけやすいツールですので、必須で導入してください。
Chrome(←ブラウザの名称)のプラグインとして無料で導入可能です。仮に、有料でも導入すべき代物です!
すばる流のSEO対策の手順・方法を徹底解説!
さて、ここからが本題です。
すばる流のSEO対策の手順について解説していきます。
2種類のゴールを設定
まずはゴールの設定を行いましょう。
ここでは2種類のゴールを設定してもらいます。
- 運営目線でのゴール
- 読者目線でのゴール
2種類のゴールを設定する理由は、運営目線と読者目線では進む方向が異なるためです。
これは「商い」を例にするとわかりやすいです。
商いとは「販売者」と「購入者」の2者間で売買することで成立するものですが、販売者は売りたいものを売るのではなく、購入者が買いたいものを売るのが商いの鉄則です。
これはブログ運営も同様で、運営側が書きたい記事を書くのではなく、読者が読みたい記事を書くことがブログでファンを作るコツです。
ここで2種類のゴールの話に戻りますが、2種類のゴールを設定する目的は運営側が目指すゴールと読者が目指すべきゴールが一致しているかを確かめるために行うのです。歩むべき道は違えど、終着点だけは運営者と読者で一致している必要があるわけです。
- 読者→ブログのアクセスを増やしたい。
- 運営→アクセス解析ツールを販売したい。
上記の場合、読者と運営側のゴールは一致していると言えます。
運営側は、ブログのアクセスを増やすための方法として、アクセス解析ツールで読者のブログを分析させ、アクセスアップの適切な対策方法を読者へ提示するという流れを作ることができれば、読者側と運営側の双方のゴールは満たされるため一致していると言えます。
- 読者→ブログのファンを作りたい。
- 運営→アクセス解析ツールを販売したい。
上記の場合、読者と運営側のゴールを一致させるのが難しいです。
ファンを増やすためにアクセス(母数)を増やし、ファンになる可能性を上げるというロジックあれば一致しているとも言えなくもないですが、少し強引です。この場合、運営側は記事のライティング手法やコミュニティ運営の手法を教える方が読者のゴールに沿った形と言えます。
と、このような形で、ゴールを読者目線と運営目線の2種類を設定することで、読者側と運営側の間にある歪を可能な限り小さくすることができるというわけです。読者側と運営側のゴールが一致していることが確認できたら、2つのゴールを一つに集約して終了です。
ブログのアクセスを増やしたい方をターゲットに、アクセスUPの方法・手法をブログで解説しながら、アクセス解析ツールを販売し収益を上げる。
関連キーワードの洗い出し
ゴールが決まったら、そのゴールに関連がありそうなキーワードをリストアップします。一先ず、想像でOKですので頭に浮かんだものを片っ端からリストアップし、その後に各キーワードを調査しる形で答え合わせをしていきます。
ここは多少センスが求められますが、一つ上でターゲットとする読者の属性は定まっているはずですので、読者が実際に検索しそうなワードをイメージしましょう。このとき、ビッグキーワードを一つ決め、それに関連しそうな複合ワードをリストアップしていくのがポイントです。
ビッグキーワードとは、大量のアクセスが見込めが、その分狙っている競合も多いキーワードのことです。
例えば、単一のキーワード(例:副業/ビジネス/SEO)や商品名(例:Xserver/A8/お名前ドットコム)は競合が多い傾向にありますね。
- ◯◯+おすすめ
- ◯◯+評判
- ◯◯+▲▲+比較
- ◯◯+ランキング
- ◯◯+とは
- ◯◯+~方法
※「◯◯=ビッグキーワード」「▲▲=類似サービス」
Extract people search phrases in googleを活用しよう!
ここで『Extract people search phrases in google』のツールが活躍します。
先程解説した通り、このツールは検索したキーワードと関連性の強いものを教えてくれる優れものです。読者の行動から自然に生まれるキーワードを知ることができるので、関連キーワードを探す際にはかなり役に立つはずです。
関連キーワードの調査(検索ボリューム+競合サイト)
続いて、リストアップしたキーワードを調査していきます。
この調査は狙いやすいキーワードを発掘することを目的としています。SEO対策は決して万能なものではなく、どのキーワードでも狙えるわけではありません。そのサイトのレベルに合ったものしか狙うことができません。
すばる流SEO対策では、アクセスは競合が少なく、順位を取りやすいキーワードで集め、集めたアクセスはクオリティ重視の記事へ流すことでコンバージョン率を高めるという方法を採用しています。
つまり、「SEO対策でアクセスを集めることを目的とした記事」と「読者に満足してもらうことを目的とした記事」の計2種類の記事が存在し、今回この記事では前者の記事の作り方をメインに解説しているというわけです。
後者についてはここで語り尽くすと話が脱線するため、興味がある方は下の記事をご覧ください。
記事を取得できませんでした。記事IDをご確認ください。
さて、話を戻します。
狙いやすいキーワード(お宝ワード)を見つけるために、僕は2つの調査を行っています。
- キーワードの検索ボリューム
- 競合サイト
キーワードの検索ボリュームを調査
キーワードの検索ボリュームでは、実際にそのキーワードでどの程度検索が行われているのかを調査します。
検索ボリュームを調べる際には、キーワードプランナーという無料のツールを使用しましょう。月単位で平均どのくらい検索されているのかをチェックすることが可能です。過去に1円でも広告の出稿を行えば、細かいデータを閲覧することが可能です。
キーワードを選ぶ際のコツとして、競合が少なく、月間ボリュームの少ないものを選ぶのがポイントです。正直、月間検索ボリューム1万以上のキーワードは意図的に狙うものではありません。「ブログ運営している過程でいつの間にか獲得できていた。」くらいの感覚でいるのがベストです。
コツコツと外堀から埋めていくのがポイントです。
- 競合性が「低」である。
- 月間検索ボリュームが100以下である。
競合サイトの調査
次に競合サイトの調査を行います。
一つ上の見出しで、狙いやすいお宝ワードの特徴を2つご紹介しましたが、「実際に検索したら競合サイトで埋め尽くされていた…。」なんてことはよくある話ですので、キーワードを狙う前に、一度実際に検索をし、どのようなサイトがヒットするのかを確かめましょう。
検索結果10位以内の記事で、以下の項目に複数該当する場合はNGです。
- 大手メディアの解説記事が既にある。
- 画像等を使いながら詳しく解説された記事が既にある。
- 経験ベースで執筆された記事がある。
逆に、「情報が少なすぎて無理やり出しました!」と言わんばかりの検索結果が表示される場合は、お宝ワードである可能性がグッと高くなります。
記事構成の構築(タイトル+見出し+記事内容の決定)
ここまで来たら記事の本組みを作っていきましょう。
僕はタイトル・見出し・記事内容を最初に作ることを推奨しています。
最初にこれらを決める理由は、記事の方向性が途中でズレることを防止するためです。一度でも記事を書いたことがある方であれば既に経験があるかもしれませんが、ボンヤリとした印象で記事を書くと、結局何が言いたいのかよくわからない記事に仕上がります。
これを防止するために、記事の骨組みを先に作り、あとは文章を書くだけの状態にしてから執筆作業に取り掛かることをおすすめしているというわけです。
「タイトルの決め方」や「記事内容の作り方」については下の記事で詳しく解説しているので、詳しく知りたい方はそちらをご覧ください。
記事執筆(ライティング)
ここにきてようやく記事の執筆開始です。記事の執筆というのは、それまでの準備に意外と時間や労力がかかります。ライティングについては別記事で詳しく解説しているので、ここでは省略します。
Google Search Console+GRCでキーワードを追跡・調整
執筆が完了したら、すぐにGRCに狙ったキーワードを登録しましょう。
GRCは一日一回登録したキーワードの検索順位をチェックしてくれるため、自分が執筆した記事がGoogleの検索順位にランクインしたらすぐにわかる状態にしておきましょう。
Google Search Consoleはすぐは反映されないため、記事執筆してから1ヶ月が経過したくらいのタイミングで定期的にチェックするのがおすすめです。自分が狙ったキーワードについてはGRCで追跡し、予想外のキーワードについてはSearch Consoleで把握するというイメージです。
ブログ運営をしていると予期していないキーワードが意外とアクセスを集めてくれていることもよくあるので、GRCとSearch Consoleのそれぞれの強みをうまく活用しましょう。
執筆から2ヶ月後に検索順位の結果を確認+リライト
SEO対策において記事執筆後のリライト(修正)というのは非常に重要です。せっかく順位が取れていたキーワードもメンテナンスを怠るだけで、まるでジェットコースターのようにガクッと順位を落とされる場合もあります。
逆に、定期的にリライトが行われている記事は記事の質が高いと判断され、順位も上方修正されることもあります。
なかなか順位が取れないキーワードでも粘り強く、常に最新の情報に更新し続けることが重要です。ブログの更新頻度や記事数にもよりますが、2ヶ月に一回は各記事のアップデートを行うよう心がけましょう。
まとめ
今回この記事では僕がSEO対策を行う上で特に重要視しているポイントをまとめてみました。
正直、この記事を執筆しながら一般公開するか何度か迷いました。実際に僕は今回ご紹介した方法でブログ運営を約5年間し続けてきたわけですので、5年分の経験値を全て無料で公開しているともなると、なんとなく複雑な気持ちです。笑
逆に言えばそれだけのコンテンツに仕上がっていると思うので、少しでも参考にしてもらえれば幸いです。もしこの記事が参考になりましたら、Twitterやブログで拡散してもらえると励みになります。
僕もTwitter(@subaru_moon)はやっているので、拡散時に@でメンションを飛ばしてもらえれば反応します。
その他、毎日休み.comではブログ運営のコツなどもまとめているので興味がある方はぜひ他の記事もチェックしてみてください。
最後までお読みいただきありがとうございました。
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