こんにちは、毎日休み.com運営部です。
2008年の総務省のデータによると国内ブログの総数は1690万もあると言われていて、現在はTwitter上でもブロガーのインフルエンサーが増え、それに触発されてブログを運用する人が劇的に増えていると予測されます。
しかし、そんな数多く存在するブログでも『読まれるブログ』と『読まれないブログ』の2つが存在します。
実は読まれるブログも読まれないブログも情報量だったり、内容に莫大な差があるわけではなく、差は『文章の構成』がきちんとできているかどうかです。
文章構成で最後まで読まれるかどうか決まる
なぜ文章構成が重要かは次の2つの文章で身をもって体験してください。
①昼間は真面目に学校に行っているが、実は夜はキャバクラで働いている女子大生
②夜はキャバクラで働いているが、実は昼間は真面目に学校に行っている女子大生
①の女子大生は隠れてキャバクラで働いているような悪い学生に見えますが、②の女子大生は事情があってキャバクラで働いているような良い学生に見えませんか?
この2つの文の内容は全く同じです。文を構成している要素、登場人物も全く同じです。
違うのは文章の順番だけです。
文章構成、つまり文章の順番が違うだけで、読み手が受ける印象も良いものにも悪いものになってしまいます。
これは普段のブログでも同じで、文章の構成次第で最後まで興味を引ける精読率の高いブログになるか、すぐに離脱されてしまうブログになるかが決まるのです。
それほどまでに情報を文章にして発信するブロガーにとっては、文章構成や話の構成が重要となってくるので、読まれるブログになるために今から文章構成を極めましょう。
次の見出しから、基本的なブログの構成についてお伝えしていきます。
最初に知っておきたい基本的なブログの文章構成
主なブログの記事は以下の3つの流れで構成されています。
- リード文
- 記事本文
- まとめ(結論)
まずはブログの基本を理解していきましょう。
文章構成①:リード文
ブログの記事の最初の文章は『リード文』と言われています。
このリード文は読者の興味を引き、ブログ記事を最後まで読んでもらうために必要なパートとなっています。
リード文はブログを見に来た読者がまず初めに目にする文章であり、そこで読者が続きを読みたくなるような内容紹介をしなければ、すぐにブログから読者が離脱してしまいます。
そうなれば、ブログの評価も下がりSEOにも影響が出てアクセスが少なくなってしまいます。
それほど、ブログの導入である『リード文』は大事な文章です。
読者に全文読まれるような興味を惹ける『リード文』の文章構成については下の記事で解説しているので、この記事と合わせてご覧ください。
文章構成②:記事本文
本文は記事の価値を左右する記事のメインパートになります。
読者の求める情報を発信する場所であり、悩みを解決する場所であり、自分の伝えたいことを伝える場所でもあります。
記事のメインとなるため、ここで価値提供できなければ、シェアされることもなくリピートされることもないアクセスの少ないブログとなってしまいます。
しかし文章構成を型を覚えて実践するだけで、読者が価値を感じずにはいらない記事にすることができるので、そういった文章構成の型を次の見出しからご紹介していきます。
文章構成③:まとめ(結論)文
ブログ記事の最後にくるのが『まとめ(結論)』パートです。
ここでは、記事の中で伝えたいことをまとめたり、読者の次の行動を促すことをしていきます。
文章量の多い記事であれば伝えたいことを伝えるのが難しくなるため、最後にまとめの部分で重要ポイントをおさらいして読者の記憶に定着させる必要があります。
また記事を読み終わって解放された読者に次の行動を促すために、別の記事を紹介して回遊率を上げたり、商品を紹介したり、次にやるべき行動を伝えることが重要となります。
まとめ文の書き方の下の記事で詳しく解説しているので、こちらも合わせてご覧ください。
このように「リード文」「記事本文」「まとめ(結論)文」の3段のブログ構成が一般的に読みやすいブログとなっています。
今回は、さらにブログ記事のメインとなる『記事本文』の文章構成について、深堀して説明していきます。
不変的に存在する読まれる文章構成の型
本文構成はある程度の型を自分の中に持っておくことで読者に安定した価値提供をすることができ、継続的に読まれるブログとなってきます。
しかし、ブログを始めたばかりの方や自分の型を決められていない方も多いと思うので、ここでは代表的な文章構成の型をいくつかご紹介します。
まずは以下の文章構成を参考にブログの本文を執筆してみてください。
- 読者の悩みから構成
- PRER(結論、理由、具体例や例え、結論)
- 起承(転)結
- ステップバイステップ型
- 列挙型
型①:読者の悩みから構成
基本的に読者は何か悩みがあるからGoogleで検索をします。人生の悩みだったり、知らないことがある悩みだったり、様々な悩みから検索活動が行われています。
そのため、読者の悩みから記事の見出しを考えることで、読者のニーズを満たした読まれる、価値のある文章になります。
読者のニーズに答えるためには、読者の悩みをキーワードから予測したり、実際にターゲットとなる読者に聞いてみることをしましょう。
たとえば、この記事であれば「ブログの文章を書くのを困っている人」をターゲットにしています。
そして、ターゲットとなる人の悩みは
「人に読まれる文章の書き方がわからない」
「どんな構成で書けばいいか、いつも迷ってしまう」
「間違った文章を書きたくない」
といったようなものが伺えるため、『ブログ記事作成に必要な考え方』『文章構成の型』『本文執筆の注意点』などを見出しに設定しています。
型②:PREP(結論、理由、具体例や事例、結論)
わかりやすく説得力のある文章を書くにはPREPという文章構成がおすすめです。
PREPとは以下のような文章の要素の頭文字からできています。
- Point:結論
- Reason:理由
- Example:具体例や例え
- Point:結論
普段の会話でも文章でも結論をまず先に伝えることで話や主張が伝わりやすくなります。
そして結論を聞いた後に、人は「どうしてその結論になるの?」と疑問が生じるものなので、結論の後はその根拠や理由を述べる必要があります。
根拠や理由だけでも納得してもらえる場合は多いですが、さらにわかりやすい具体例や例えなどを用いるとより読者が理解していくれます。
そして、最後にまとめとしてもう一度結論を述べることで、伝えたいことが読者に伝わりやすくなります。
これはブログだけでなく普段の会話や会議などでも使えるものですので、必ず意識して使ってください。
具体例としては
お客さんに商品を売るときはベネフィットを伝えることが重要です。(結論)
なぜなら、お客さんは商品をメリットを買うのではなく、商品を買った先に得られる利益、つまりベネフィットを買っているからです。(理由)
たとえば、ダイエット商品を購入する男性は痩せるというメリットを買っているのではなく、痩せた先に女の子にモテる未来を買っています。(例え)
そのため、商品を販売するときは「商品を購入することでお客さんの本当に求めている理想が叶います」と、ベネフィットを伝えることで成約率が上がってきます。(結論)
このようにPREPにしたがって文章を構成することで、わかりやすく説得力のある文章を書くことができるのです。
型③:起承(転)結
起承転結に関しては多くの方が知っている文章構成だと思えます。この文章構成もブログ執筆をするときに役立ちます。
起承転結の文章構成は以下の通りです。
- 起:文章のはじめの主張や設定について
- 承:起で伝えたものを展開して伝える
- 転:展開を変えて読者の興味を惹きつける
- 結:全体をまとめる
起承転結には「転」という話題の転換点があり、読者にスリリングを味わってもらえる素晴らしい文章構成です。
しかし、実はブログにおいては「転」はほとんど使用されません。
小説などの物語の文章展開としては、演出として「転」のような変化は求められますが、価値提供するためのブログ記事などでは「転」のような変換点は読者を混乱させるだけなので使用は控えることがおすすめです。
情報を発信するブログにおいては『起承転結』ではなく「転」を抜いた『起承結』を使うことが賢明です。(※プロフィール記事などのストーリー形式のブログ記事では「起承転結」は大いに有効です。)
型④:ステップバイステップ型
何か新しい技術を身につけることが目的となるブログ記事では、読者が一歩一歩着実に実践できるように「ステップバイステップ」で順序立てる文章構成がおすすめです。
人は新しいことを学習するときは、それを習得するまでを理解して「現在自分が行っているのはどの過程か?」「現在の過程が終わった後に、やることは何か」を明確に理解している方が習得する速度が速いと言われています。またAIに学習させるときにも、ステップバイステップが用いられることがあります。
ステップバイステップで記事を書くときは、その事象を細分化して、やることを時系列順に並べることで、順序立てた説明をすることができます。
例えば、ブログ記事の書き方を教えるときも
『120%を意識する→記事をイメージする→キーワード選定→タイトル設定→見出し設定→本文執筆→見直し→完成』
といった記事制作の過程を伝えることで、読者が全体像を把握して、初めにやるべきことと次にやるべきことを明確にすることで実践しやすくなります。
このように、読者が新しい技術などを学ぶための記事ではステップバイステップで工程を説明しましょう。
型⑤:列挙型
ブログ記事を書いていると文章構成などがあまり関係ないものも出てきます。
例えば、「ブログ開設するときに必要なwordpressのプラグインとは?」のような記事では関連事項を列挙することで読者のニーズを満たすことができます。
またランキング記事やまとめ記事なども列挙型の記事構成になります。
今回は5つの本文構成の型をご紹介しましたが、他にもさまざまな文章構成があるので、自分の書く記事の目的に合うものを選んでいきましょう。
読みずらい文章の共通する5つの特徴
文章構成以外にも本文執筆において注意すべき点があります。
より読者に満足してもらい、アクセスが増えるブログを作るためにブログ記事を書いた後は以下のような質問をしていきましょう。
- 1文が長すぎていないか?
- 専門用語を使用していないか?
- 漢字(ひらがな)を多用していないか?
- 改行をして読みやすくなるように工夫しているか?
- 執筆後に見直しはしているか?
そして、上記の質問の改善方法も次の通りです。
- 1文は40文字程度。スマホで見たときに2行までに抑えられるのが理想。
- 専門用語はわかりやすい言葉に置き換える。また(かっこ)などで補足する。
- 漢字とひらがなの割合は「3:7」が読みやすい。
- 文章の切れの良い部分で改行を入れる。また独自で改行のルールを決める。
- 執筆後は2回は見直す。1回目は直後、2回目は次の日。
注意点が多く大変ではありますが、読者のためにがんばりましょう。
メイン:これだけ知っていれば良い文章構成になる、たった1つの考え方
記事構成をたくさんご紹介してきましたが、実はこれだけ意識すれば文章構成は完璧と言える考え方があります。
そもそもすべてのブログをやる上でこの考えがなければ、成功はしないと言えますし、すべての商売においても同じことが言えます。
それほど重要な、ある1つの考え方とは『ユーザーの現状と理想のギャップを埋めるのがコンテンツ』という考え方です。
ブログにおいては読者は、わからないことや悩みがあるという現状があり、それが解決した理想の未来を求めて検索しています。
そのため、ブログの記事は読者の現状と理想を理解して、その間を埋める要素書くことが必要です。
これはブログ以外でも商品作成や漫画のストーリーでも同じことです。
例えば
ナルトという漫画でも、劣等生であるナルトが火影になるまでの過程をコンテンツにしています。
エアコンでも、寒いという現状と暖かくなりたいという理想の間を埋める役目を担っています。
基本的に商品でもブログでもコンテンツと呼ばれるものは、ユーザーの現実と理想のギャップを埋めるために作られています。
ブログ運営をしていくのであれば、この考え方は絶対に忘れずに常に意識してください。
そして読者の現状と理想は常に調べたり聞き込みをして把握しておきましょう。
まとめ
ブログの記事とは、読者の満たせていないニーズを満たすために書いているものです。
そして、読者のニーズを満たすためには、今回お伝えした文章構成を覚えて実践していきましょう。
また、ブログとは『読者の現状と理想のギャップを埋めるコンテンツ』であるということは肝に銘じてください。本当に大切な考えとなります。
最後に今回の記事の大事な部分をおさらいしていきます。
- リード文:興味を惹くパート
- 記事本文:価値提供するメインパート
- まとめ(結論):まとめや次の行動を促すパート
- 読者の悩みから構成
- PRER(結論、理由、具体例や例え、結論)
- 起承(転)結
- ステップバイステップ型
- 列挙型
そして、絶対に意識すべき考え方は『ユーザーの現状と理想のギャップを埋めるのがコンテンツ』ということです。
最後までお読みいただきありがとうございました。
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