こんにちは、毎日休み.com運営部です。
早速質問ですが…
『自分の書いた記事が最後まで読まれないのって悲しくないですか?』
一生懸命書いた記事のアクセス分析して、その記事が2秒しか読まれていなかったり、その記事を最後に読者が自分のサイトから離脱しているのが目に見えてわかるのは悲しいですよね。
実は読者に記事が全文読まれない原因は『リード文(導入文)』にあるんです。
あなたの記事が精読されないのは本文の内容に注力しすぎて、リード文にまで手が回っていないために起きたことなんです。
そこで今回は、2秒しか読まれていないあなたの記事を、最後まで精読してもらえる記事に変えるために『リード文の書き方』の簡単なコツをご紹介します。
リード文とはそもそもどんな意味?
リード文とは、見出しや目次の前に書く冒頭の文章のことです。
そもそもリードとは「先に立って引っ張ること。先導。うまく相手を導くこと。」のような意味で、『リード文』は記事を先導する文章や読者を上手く本文へ誘導する文章です。
講演会の司会の挨拶、ビジネス書では目次の前に前書き、小説では本編前のあらすじのようなメインの前に必ず言葉がありますが、それらと同じでブログ記事でもメインの前に言葉を必要とします。
リード文がブログではどれほど重要なのか…
リード文はブログの中でも重要な項目であり、その重要性は主に3つあります。
- どんな記事か伝えられる
- SEO対策に繋がる
- 読者の『こころ』を掴める
これらを1つずつ説明していきます。
重要①:どんな記事か伝えられる
ブログの記事では読者のことを第一に考えると、まず最初に記事の内容を伝える必要があります。
なぜなら、現代はウェブサイトの数が10憶を越えていて、記事に関してはそれを遥に上回る数が存在しているからです。
記事のはじめのリード文で記事の内容を伝えなければ、読者は膨大な情報の中から自分の欲しい情報を手に入れるために記事を全文読んでいかないといけなくなります。
しかし、リード文で記事に書かれている内容がある程度わかれば、読者は自分の欲しい情報があるかをリード文から判断して記事全文を読む手間が省けるのです。
Googleの考えるユーザーファーストの考えにのっとり、読者のためを考えるならリード文であらかじめ記事の内容をある程度伝える必要があります。
重要②:SEO対策のため
リード文はSEO対策においても重要で、リード文で読者の興味や読者のニーズを満たしていることをアピールできなければ、即離脱されてしまいます。
その結果、本文を読まれたときと比べるとリード文で離脱されたときは読者のページ滞在時間が極端に短くなってしまうのです。
また、リード文で読者が離脱するということは価値のない記事と読者に判断されている可能性が大きいので、ブログ内を回遊されることもなく回遊率(ブログ内のページをどれだけ閲覧したかを表す指標)も下がってしまいます。
Googleはブログの評価のうち「ページ滞在時間」と「回遊率」を重要視していると私は考えています。
なぜなら、ユーザーのブログへの評価をGoogleが判断する材料として「ページ滞在時間」と「回遊率」は適しているからです。
ブログの文字数やタイトルよりも、実際にユーザーが「何分も滞在して記事を読んでいる」「同じブログ内のあらゆるページを見ている」となどの方がユーザーの直接的な評価指標になりえるからです。
そのため、SEO対策の一環としてもリード文で読者を離脱させないために、リード文の書き方には細心の注意を払う必要があります。
重要③:読者の『こころ』を掴むため
リード文で1番重要なのは読者の『こころ』を掴むことです。
なぜなら、読者はリード文を読んでから記事の続きを読むから判断するので、読者の興味を引いて「続きが気になる!早く読みたい!」と心を動かさなければ、記事全文読まれることはありません。
例えば、Amazonプライムの映画見放題で映画を見ようとしても、映画の始まりがあまりにも退屈だと「この先もどうせ退屈なんだろなぁ」と予想して最後まで見ようと思わないですよね。
それと同じでブログでも書き出しのリード文で読者の興味を引けなけば、自分には価値のない記事だと思われて最後まで読まれなくなってしまいます。
そのため、興味性のあるリード文で読者の『こころ』を掴むのがとても重要です。
リード文の書き方のポイントと具体例
リード文をただ書くだけでは、読者の心を掴んで記事を最後まで読んでもらうことはできません。
しかし、ちょっとしたコツを知るとたちまち読者の興味を引けるリード文を書くことができます。
ここでは、リード文を書くときのポイントをご紹介します。
そして、そのポイントは以下の5つになります。
- 思わずうなずく共感
- 避けたいことの提示
- 意外性
- 自分ごとと思わせる
- 読者の理想の提示
これらを1つずつ解説していきます。
ポイント①:思わずうなずく共感
まずは信頼関係を結ぶために読者が共感するような内容を書きましょう。共感してもらえることでブログの信頼に繋がります。
例えば、初めましての相手とでも、共感できる感情や共通点があったりするとすぐに仲良くなりませんか?
初対面でも地元が同じだったら、自然と意気投合して心を許して話してしまうといったように。
それと同じでブログでも読者に心を許して信頼してもらうために共感できる話題の提示をします。
ポイント②:避けたいことの提示
共感だけでは信頼関係ができただけで記事を全文読むという段階には至っていません。
読者が記事を読まざるを得ない状況を作らなければいけません。
そのために、リード文で『記事を全文読まないとあなたに悩みは解消されませんよ』と避けたいことを提示して記事を読まざるを得ない状況を作ります。
人は「得をしたいと思う感情」よりも「損をしたくない」という感情の方が2倍以上強いと言われています。
これは行動心理学としても『プロスペクト理論』という有名な心理行動です。
そのため、リード文で読者の避けたいことを提示すると記事が読まれやすくなります。
ポイント③:意外性
読者の知らない事実を提示して意外性を出すと「えっ、そうなの!?」と記事の興味性が増して本文が読まれやすくなります。
『意外性』を出すのは上級者向きですが、記事を書くときはしっかりリサーチ(調査)をして読者の知らない情報を集めておきましょう。
ポイント④:自分ごとと思わせる
ブログのような文字だけの情報だと読者は他人事だと感じてしまいます。
そんな冷めた読者に自分ごとと思わせるために「あなたのための記事だよ」と伝える必要があります。
そのためにターゲットとしている読者の現状を書きましょう。
「私のための記事だ!」と読者に思わせることができれば勝ちです。
例えば、「いつの間にか机の上がごちゃごちゃになっちゃうあなたが、わずか1分で片付け上手になる整理術をご紹介していきます。」といったように。
共感と似ていますが、読者が思わず「私のことだ!」と思えるような読者の現状を提示することが大切です。
そして、呼びかけるように三人称などは使わず二人称で『あなた』とパソコンの前の読者に呼びかけましょう。
ポイント⑤:読者の理想の提示
読者は何かしらの目的や得たいものがあって、パソコンやスマホを使って検索してブログにたどり着いています。
つまり、読者はなにか理想があり、それを知るため叶えるためにブログを見ているのです。
そのため、リード文で「この記事を読んだ結果、叶う理想」を提示して、読者に「欲しい!知りたい!」と思わせる必要があります。
なので、記事を書く前にしっかりとターゲットの読者の理想をリサーチ(調査)して、リード文で「記事を最後まで読めば理想が叶う」ということを教えてあげましょう。
読者を引き込むリード文の具体例
リード文の具体例として、この記事のリード文を使いたいと思います。
上の写真のように、この記事のリード文は『書き方のポイント』が埋め込まれています。
- 『~ではないですか?』|疑問形の共感できる呼びかけ
- 『その悩みの原因は〇〇です』|読者の悩みの原因(避けたいこと)の提示
- 『〇〇を知るだけで問題は解決できます』|悩みの解決策は〇〇
- 『~なあなたを□□に変える〇〇を紹介します』|読者の現状から読者の理想に変えます
まずは上記のテンプレ通りにリード文を作成すると、今までとは見違える記事の導入になると思います。
慣れてきたら、独自でアレンジして読者の興味をそそる内容にしていきましょう。
初心者でも簡単に筆が進むリード文作成の流れ
リード文は以下のような流れ作成すると書きやすいです。
- 本文執筆
- リード文のポイントとなる要素をピックアップ
- まずはテンプレ通りの流れ
- 興味を持つような言葉に変換、意外性の投入
本文を書いてからリード文を書くと「本文とリード文のずれ」などがなくなります。
まずは本文を書いて、そこからリード文に必要な要素を抜き出して読者が全文読みたくなるようなリード文を作成します。
リード文を作成する際の注意点
リード文作成には絶対にしてはいけない注意点が2つあります。
これは意外と多くの人がやってしまっている間違いなので、この機会に気をつけていきましょう。
リード文はミニスカートと同じ
リード文は本文を読んでもらうためのものです。またリード文は決して本文ではありません。
そのためにリード文は短すぎても、長すぎても良くないです。
短すぎては読者の興味を引いて記事を全文読む状態にするのは難しいですし、逆に読者の興味を引きたいからと言ってリード文に500文字や1000文字も使っていたら本文を読む前に飽きてしまいます。
そのためリード文はミニスカートと同じだと考えてください。
つまり、興味を引けるくらい短く。ただし肝心なところはカバーできるだけ長くすること。
リード文は本文の要約ではない
よく「リード文は本文の要約」と言われますが、それは間違いです。
たしかに記事の内容をあらかじめ伝えることは必要ですが、決して要約してはいけません。
リード文で本文の要約をして読者に「すでに知っている情報だ!」と思われてしまったら、そこで離脱されてしまいます。
では、リード文では本文の何を伝えればいいかと言うと『読者の現状』と『記事を読んだ結果、得られる理想の未来』を伝えればいいのです。
読者は記事の見たくて検索しているのではありません。記事を読んだ結果、理想の未来が手に入ると思っているので、検索して記事を見ています。
そのためリード文では記事の本文の情報を見せるのではなく、記事を読んだ結果どうなるかを提示することが大切です。それを読者は求めているのです。
まとめ
長々と説明してきましたが、リード文はここまで説明が必要なほど重要なものです。
今まで適当にリード文を書いていて、ブログの記事の精読率が伸び悩んでいたのであれば、この機会にリード文を改めてみてください。
最後に今回の記事のまとめをしていきます。
- どんな記事か伝えられる
- SEO対策に繋がる
- 読者の『こころ』を掴める
- 思わずうなずく共感
- 避けたいことの提示
- 意外性
- 自分ごとと思わせる
- 読者の理想の提示
- リード文=ミニスカート
- リード文は本文の要約ではない
最後までお読みいただきありがとうございました。
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